メケメケ

メケメケ

町工場や倉庫がひしめく運河のほとりから、セカイに向けて書き綴るブログ。

考えました

聖地巡礼とデジタル・デトックス

ども。檀原(@yanvalou)です。 さいきん「デジタルデトックス」の有効性がさかんに議論されるようになりました。いわゆる「SNS 断ち」や「一定期間ネットから離れた生活」という奴ですね。 じつは4年ほど前に、デジタルデトックスを取り入れたアートプロジ…

未発表取材記事の現状と今後

pic by engin akyurt fromPixabay ども。檀原(@yanvalou)です。このブログを始めた大きな理由の1つは、未発表のまま眠らせていた取材記事を発表したいと思ったからです。 一連の記事は例の「知らないうちに原稿が詐欺に流用されていた事件」の原稿なのです…

はじめて読書会に参加して、途方に暮れました

前回のエントリー「書評は誰のためにあるのか」のつづきになります。 はじめて読書会に参加して、途方に暮れました 8月半ばの事になりますが、生まれて初めて読書会なるものに参加しました。 読書会では予め課題図書が決められており、イベント当日参加者が…

書評は誰のためにあるのか?

ども。檀原(@yanvalou)です。 みなさん、本はお好きですか?読んだらどうしていますか?家族や友人に薦めますか? 感想を語り合ったりしますか? ネットが普及したことによって、好きな映画や本の感想を書き表すことが一般的になりました。 投稿先はブログ…

原爆投下の物語はどんどん語りやすく、単純化されている

ども。檀原(@yanvalou)です。 今日は長崎に原爆が投下された日でしたね。近年、広島や長崎の被爆後の状況に関して、立て続けにユニークな研究が発表されています。 被爆瓦礫を進駐軍に売りつけた「アトム書房」 まず2012年の『季刊レポ』第10号への寄稿を…

どうして無断で映画を撮られると無料なんでしょう?

ども。檀原(@yanvalou)です。 突然ですが、林伸次さんの2017年12月12日のnote「どうして取材をされる人は無料なんでしょう」を読んで、 どうして無断で映画を撮られるときも無料なんでしょう? と思いました。 業界に「取材を受けるときは無料」という慣習…

ライター業が、どうしようもないくらい低レベルな仕事に感じて仕方がなくなるとき

ども。檀原(@yanvalou)です。 4/18(2週間も前だ!)のことですが、ゲーテ・インスティチュートで「バウハウスダンス」なるもののワークショップを受講してきました。 www.facebook.com 僕はダンスに興味があるのですが、バウハウスダンスはずっと謎のベー…

「言霊」は文字には宿らないのか?

Arshile Gorky "After Khorkum"(1940–1942) ども。檀原(@yanvalou)です。 先日聞き放題プランのオーディオブックで面白い作品に出会いました。今回はその話を。 日本人は「言霊」という概念を持っていますが、それは発声された言語にまつわる霊です。では…

ヨコハマの魅力は「猥雑さ」なのか?

ども。檀原(@yanvalou)です。 先日、伊勢佐木町の映画館「シネマリン」の館主・八幡さんと立ち話しました。 同館はいわゆる独立系の映画館で、シネコンなどの大手が配給する映画ではなくミニシアター系の良作を上映しています。八幡さんは演劇が好きで、若…

日本版「ローマの休日」、今上天皇の「銀ブラ事件」を描いた『孤獨の人』を観た

ども。檀原(@yanvalou)です。 クリスマスイヴにあたる12月24日に観た映画の話をします。 日本にはいくつかのタブーがありますが、皇室に関するそれは「菊タブー」と呼ばれます。日本では長い間、側近など一部の人間を除いては天皇の顔を観ることは許されず…

トークショーでのヤジと拍手に東京の民度の高さを見た

ども。檀原(@yanvalou)です。 ブログを書くのがおっくうで下書きがネタ帳状態です。タイトルと概要だけは書いたものの、書くタイミングも公開するタイミングも逸したままお蔵入りしたネタが結構あります。こういうことが起きるのは、ある程度力を入れた文…

翻訳するときは1冊丸暗記してから訳します、という翻訳家の話

ucenjenjemackogjezika.blogspot.com ども。檀原(@yanvalou)です。 昨日(11月8日)、赤坂にある「東京ドイツ文化センター(ゲーテ・インスティチュート。以下「ゲーテ」)」で行われた「ダブルス・トーク - 現代文学の紹介(ラフィク・シャミとアンドレア…

広島の被曝列車 ある日の思考の流れ

原爆ドーム前で並んだ(651・652号車)被爆電車 撮影Nkensei(Wikimedia Commons) ども。檀原(@yanvalou)です。 皆さん、ネタを探すときはどうしていますか?僕はある事柄を取材したとき、新たな疑問が湧いてきて追加取材を積み重ね、気がついたら結構な分…

飲食チェーンが戦略的にちいさな物語をつかうとき、ライターの出番はあるのか?

ども。檀原(@yanvalou)です。 突然ですが、ステーキハウスの「アウトバック(OUTBACK)」をご存じですか? 日本で展開しているアメリカのチェーン店です。ゆったりした間取りや若干薄暗い照明、天井から釣られた大型スクリーンなど、かなりアメリカンなお店…

ハッカーの攻撃画面を見る機会に恵まれました

ども。檀原(@yanvalou)です。 十日ほど前の9月6日の話なのですが、先日のとどろきアリーナ武器見本市からの流れで、イスラエルのサイバーセキュリティー企業「サイバーリーズン」のセミナーに行ってきました。 www.yanvalou.yokohama 【ハッカー/被害者/…

“互助つながり”としてのVALUの可能性

ども。檀原(@yanvalou)です。 先日、仮想通貨のブックライティング(いわゆるゴーストライティング)の仕事を受けました。 クライアントはXCPトークンを運営している会社です。社長から「実際につかわないと分からないでしょう」と言われ、仮想通貨をプレ…

もしもブロガーではなく、ライターが地元の記事を発信したら?

ども。檀原(@yanvalou)です。 ブロガーにとって身近な話は定番中の定番。 しかしウェブ媒体を経由して地域情報発信するのはライターばかり。全国各地の地域情報の多くは、日銭稼ぎのライターがSEOから外れないように、型通りの作業を繰り返しながら量産し…

新聞記者の文章修行法がすさまじい件

ども。檀原(@yanvalou)です。 数日前、「建築関係の業界新聞で3年間記者をしていた」という女性と話す機会がありました。 そこで聞いた話がすさまじかったのでシェアしたいと思います。 新聞業界、想像以上にキツイ世界ですよ。 「入社後、どうやって文章…

今さら北条裕子『美しい顔』問題について書いてみた

ども。檀原(@yanvalou)です。 久しぶりの更新となりました。今回は「である調」でお届けします。 * 第159回芥川賞の候補作となった北条裕子さんの『美しい顔』の「剽窃」問題。はてなで突っ込んだ見解を書いている方がいたので、自分も書きはじめた。 hib…

普通の人々が大きな物語に巻き込まれたとき

タイトルなし / yosuke watanabe ども。檀原(@yanvalou)です。 以前「インタビューの相手として面白いのはごく普通の人たちだ」という記事を書きました。 www.yanvalou.yokohama この考えは今でも変わっておらず、普通の人々を取り上げた企画が出来ないか…

【旅×仕事】人気は、旅に出ない人のガス抜きに過ぎない。でも……

ども。檀原(@yanvalou)です。 数年前から世界を旅しながら仕事するという「職業=旅人」が人気ですね。ネットをさまよっていると、こんな文句がゴロゴロしています。 旅することの意味 旅して学んだ人生のあれこれ 人生を変えた旅のエピソード 旅があなたを…

文豪の文豪たる所以は、同じ机に飽きずに座り続けられること?

ども。檀原(@yanvalou)です。 単行本の再校作業中ですが、茅ヶ崎にある開高健さんのご自宅を訪ねてきました。現在「茅ヶ崎市開高健記念館」として、毎週金・土・日の三日間限定で一般公開している建物です。 数年前にフロリダにある小説家ジャック・ケルア…

インタビュー対象として面白いのは、ごく普通の人たち

ども。檀原(@yanvalou)です。 うすうすお気づきだと思うんですが、このブログには必ずしもメディアに適応するようなノウハウは盛り込まれていません。癖のある切り口や内容もちょくちょく見受けられると思います。僕は書籍出身なので、Web 系のライターが幅…

インタビューは喜ばれる仕事だと思う

ども。檀原(@yanvalou)です。 ライター仕事のひとつにインタビューというものがあります。取材の一種ですが、師匠のいない駆け出しのライターにとって勝手が分かりづらい仕事のひとつです。先輩ライターの横について OJT 的なことをするチャンスがない Web…

誰も触れないwebライターとライターのちがいとは?

Photo by Nexxo - Wikimedia Commons 俗にwebライターと呼ばれる人たちとライターと呼ばれる人たち。両者の間には、どんな違いがあるのでしょうか? ここでは仮に、webライターを「webメディアおよびクラウドソーシングを主戦場とする執筆業従事者」と考えて…

えっ!アマチュアよりも下手くそなプロが受け入れられる理由とは?

檀原(@yanvalou)です。 2009年のことになりますが、嘉悦大学経営経済学部教授(当時)の桧森隆一さんが講師を務める「プロデューサー講座」という半年間のコースを受講していたことがあります。 ryuichihimori.blogspot.jp 桧森さんはヤマハに35年間勤めた…

インタビュー相手に謝礼を払うべきか

ども。檀原(@yanvalou)です。 先日、Web上の某ライターサロンで「インタビューの際に謝礼を払うべきか」というトピックが上がっていました。 このサロンは主に Webライター向けのもので、その業界では比較的知名度のある女性ライターが主催しています。活…