ども。
檀原(@yanvalou)です。
昨年から生成系AIがすごいですよね。
さまざまな方がその素晴らしさを讚えています。そこで例として上げられているのは、実在の人物と見分けがつかないモデル級美少女の写真とか自動生成で開発されたアプリ、Aiによって創作された漫画や商用デザインなど華やかなものばかりです。
しかし地味にすごい機能もリリースされています。
たとえば印刷物のモアレ除去。印刷に詳しい人ならご存知だと思いますが、印刷物をスキャンして「撮って出し」で印刷すると、写真の部分にモアレと呼ばれる渦巻き状のノイズが発生します。このモアレは薄めることは出来ても除去することが出来ず、だから印刷物から印刷物への再利用は不可能でした。版下データが必要不可欠だったのです。
(モアレの実例:ページ全体に網点模様が浮いているのが分かるでしょうか?)
しかし! AIがやってくれました。
スキャンでは避けられないモアレを取り除いてくれるオンラインサービスが爆誕したのです。
感動しました……!
(モアレ解消後:違いが分かりますか?網点がすっかり解消)
印刷と無縁の世界に生きてる人たちには分からないと思いますが、これ、ものすごい発明です。
感動した勢いに任せて、スキャン→モアレ除去→版下データ作成→印刷 という一連のフローを形にしてしまいました。
それがこのページでご紹介するリトルプレスです。
「裁判の傍聴」「町中華」「猟師」などの著作で知られるライター・北尾トロさんが主催した雑誌『季刊レポ』。ここに書き散らしていた記事を1冊に凝縮。
音楽の世界でいう所の「シングルコレクション」のような塩梅です。
汗かきながら取材した、マニアックな話を9本収録しています。
『季刊レポ』の版面をそのまままとめただけなので、果たしてZineといえるのかよく分かりません。しかしプロ仕様のクオリティです。
サイズ: 175 mm × 257 mm
製本仕様:無線右綴じ
背幅:2.7mm
ページ数:47P
カラー:全ページモノクロ
足で稼いだディープなルポを9本収録しています。
(内容)
・東京湾伝説 朽ちていく海上砲台
・美学直送! 三浦半島に息づくデコトラの煌めき
・北の大地で二ヶ月間 執筆逗留は罪深い
・利根川に群れる牛を見に行く
・雑誌販売員として路上に混じる
・東京からいちばん近いもう一つの国
・彼らはずっとそこにいた
・日米地位協定に翻弄された夫妻
・バイトサバイバー 軍事遺跡サルベージ作業
中身はこんな感じになっています(実物は全ページモノクロです)。
檀原照和さん(@yanvalou)の「彼らはずっとそこにいた」読んだ。
— 藤和 (@towa49666) 2024年6月28日
利根川に牛がいるという話を聞いて買わずにいられなかった。利根川の牛に負けた。
利根川の牛の話以外にもデコトラやフリーメイソンなど、バリエーション豊かなルポが詰まってておもしろい。
あらためて見ると表紙も強すぎない? pic.twitter.com/2jk6fLPGY2
*このツイートは2024年6月29日に追記したものです。
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今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!