メケメケ

メケメケ

町工場や倉庫がひしめく運河のほとりから、セカイに向けて書き綴るブログ。

学生結婚は、水面下で流行っているのか?

f:id:yanvalou:20200613142933j:plain

ども。檀原(@yanvalou)です。

先日学生結婚したてーるーさんの話を書きました。

www.yanvalou.yokohama

そのとき話の枕として書こうと思いつつ、忘れていたネタがありまして。
せっかくなので、書いておこうと思います。

 * * *

学生結婚した有名人と言えば、村上春樹です。
そんな春樹氏が珍しく、学生時代の話を割と細かくしている記事を見つけました。 

僕は学生結婚しちゃって、(在学)途中から仕事(ジャズ喫茶の経営)を始めて、授業に出る余裕もなかった。でも、7年かけて卒業させてくれたんで、早稲田は寛容な学校だったんだな、と思います。

 当時の話ですが、フランス文学に安堂信也さんという、翻訳でも有名な方がいまして、彼のラシーヌ(17世紀の劇作家)の講義を取っていました。授業には出ませんでしたが、出ないと卒業できない。授業に出られない事情を説明したら、「じゃあ、君の店に一度行ってみよう」ということで、(ジャズ喫茶のあった東京の)国分寺に来てくれた。で、店を見て、「君もいろいろ大変だなあ」って、スッと単位をくれた。いい人でしたね。ラシーヌなんて、1行も読んだことなかったけど。

www.sankei.com

Amazonプライム・ビデオで配信されている婚活サバイバル・リアリティ番組「バチェラー・ジャパン」というものがありますね。
この「バチェラー」ですが、英語でバチェラー(bachelor)とは

  • 四年生大学の卒業生
  • 独身者

 という意味があるそうです。
「学生結婚」と直接の関係こそないものの、どこかで繋がっている気がします。
つまり現在では学生結婚が珍しくはない欧米でも、かつては学生結婚など考えられない時代が長かった。そんな歴史の名残りが「バチェラー(bachelor)」という単語にはあるような気がするのです。

 * * *

さて、てーるーさんの記事を書いたついでに調べたのですが、世の中は静かに早婚化にシフトしつつあるようです。そのせいか、学生結婚の記事は割とたくさん見つかるようですね。

ざっと探しただけでも、以下のような記事が見つかりました。

【端羽英子氏】学生結婚、ゴールドマン入社、子連れMIT留学

newspicks.com

 

【宇佐美進典氏】「ふつうの星」実はアウトロー? 原点は学生結婚に

style.nikkei.com

 

【張本貴雄氏】超出世で上り詰めた「SHOPLIST」の若き取締役が妻と歩んだ12年

wedding.mynavi.jp

 

三宅博行氏・小寺千絵氏】学生結婚で3児の親に!ある理系夫婦の選択

toyokeizai.net

 

なんだかエリートの話ばかり並んでしまいましたが、フツーの人の体験談も見つかります。

学生結婚の数自体が増加傾向にあるのかどうかは不明です。
いままで大っぴらに語られる機会がなかったものが、ネット時代になって発信が容易になり、体験談が共有されやすくなっただけかもしれません。
しかしウェディング媒体などが盛んに取り上げる若年層の「早婚願望」と相俟って、これからトレンドになりそうな気がします。学生結婚、追求したら面白いテーマになるかも知れません。

時代により、世代により、地域により、なにか傾向の違いはあるのでしょうか?
それとも家庭環境や実家の経済条件が決め手になるのでしょうか?
学生結婚体験者の生の声を、もっと聞いてみたいものです。

今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!