ども。檀原(@yanvalou)です。
3日前の9月10日、訪日外国人を対象にした自転車ツアーに参加してきました。
浅草に事務所を構えるCycleTripさんというベンチャー企業が運営しているツアーです。
ここ数年、訪日観光客が急増し、彼らをガイドする日本人の姿も目にするようになりました。
僕が大学生の頃、伝説的なミュージシャンのS-Kenさん(近田春夫と同じようなポジションの方です)が書いた『異人都市TOKYO』(シンコー・ミュージック 1988年)に収録されていた外国人向けのはとバスツアー体験記を読みまして、「S-Kenさんの真似をするなら今だ」と思いました。
「異人都市TOKYO」を書いたのが1988年、翌年1月に昭和が終わった。平成は言葉どおり、万事が平成で極端なダークサイドもいないかわりに、冒険家もない、平坦で、生きている実感をもたずに自ら死んでゆく人間が増幅した時代だった。来年は30年続いた平成が終わる。次はどんな時代がくるのだろう。 pic.twitter.com/Et6TMwMb7m
— s-ken(エスケン) (@dudleytt) April 15, 2018
と同時に「自分もガイドの仕事が出来るのではないか?」という思いもあり、視察の意味も込めての参加となりました。
e-bikeに惚れた!
現在都内で自転車ツアーを開催している業者はいくつかありますが、自転車にはバラツキがあります。
ドコモの赤チャリ(シェアサイクル)を利用しているようなところもありますが、CycleTripさんの自転車は見るからに高級そうなe-bike!
お値段は約20万だそうです。
以前サイクルショーで電動ミニベロのBESVに乗ったことはあるのですが、今回の車種はいかにもなオフロード車。ツアー云々と言うより、試乗会のような意味でも楽しめます。
当たり前ですが、アシスト車は従来の自転車とは別物ですね。ペダルにトルクを掛けると、足に「ドルル」っと振動が返ってきます。その様はまるで生き物のよう。これだけで興奮します。
さらに過剰なほどサスペンションが利いており、今までにない乗り心地でした。
日本人でも無問題でした
さて。
事務所に入った途端「日本人?」と驚かれました(笑
日本人参加者は僕で二人目だそうですが、最初の方も横浜の人だったとのこと。ハマっ子には変わり者が多いのでしょうか(笑
堺さん(右)とこの日ガイドを務めていただいた小川さん(左)
最初に「ブログに書く」「自分でもガイドをやってみたくて視察に」と参加意図を伝えましたが、「ノウハウ的なものもお伝えしますよ」と気持ちよく応じていただけました。
ただ「英語でお願いします」という注文だけは、照れがあるのか断られました(笑
コース
この日のコースですが、
事務所
▼隅田川(吾妻橋)
▼
東京スカイツリー
▼
旧安田庭園
▼
両国国技館
▼
神田川の屋形船船溜まり
▼
秋葉原
▼
神田明神
▼
上野公園
▼
不忍池
▼
夕焼けだんだん
▼
事務所
これで所要時間は3時間でした。
参加者の脚力にあわせてコースは伸び縮みするそうで、通常は2/3くらいのボリュームだそうです(上野や谷根千を省略する、ということですね)。
今にして思えば、GPSでログを取っておけば良かったですね。
もったいないことをしました。
思いっきりお上りさんしてます。
立ち寄り先は「旧安田庭園」と「神田川の屋形船船だまり」以外、すべて行ったことがあったのですが、移動の過程というか、体験したことのない乗り物でツアーするということ自体が新鮮で、かなり楽しめました。
東京の魅力を再発見
知らないことや見落としていることは意外と多いもので、いろいろ発見がありました。
まずは神田明神から。
アニメやアイドル関係の絵馬が多いのは、アキバが近いから!
門に座すのは仁王様ではなく、大国主命。
大国主命像の寄贈者は松下幸之助とのこと。知らなかった!
不忍池の弁天様の境内にある眼鏡の碑。日本に眼鏡が伝えられたのは、420年以上前とのこと!
海外の人はこういう看板が好き。近年鯛焼きの店がどんどん海外出店しているそうです。
神田川の船溜り。広角レンズを用意して、改めて撮影したい。
じつはこの日の参加者は僕一人で、マンツーマンのツアーでした。
外国人の参加者がいたら独特のノリが生まれ、もっと楽しかったことでしょう。
ツアー参加者の多くが初来日で、滞在期間は2〜3週間。東京を皮切りに鎌倉〜富士山〜京都〜北海道を巡るのが定番だそうです。
東京にいるのは平均して5日間くらいとのことで「そのうちの3時間を任される」というのは、結構なプレッシャーだと思いました。
外国人が連想するような古典的な日本
谷中で見かけたいい感じの飲食店
こちらも谷根千。今度入ってみたい。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回ご紹介したCycleTripさんのツアーはAirBnBで見つかりますよ!
ツアーのみならず自転車のレンタルもやっている(というかレンタルと販売が本業)ので、高級e-bikeを体験するのも楽しいと思います。
バイクのレンタルについて丁寧に説明してくれた堺さん。大のミニベロ好きだとか。
そのほかにバイク・シェア・サービスを数ヶ月前にローンチしたとのことで、こちらにも期待しています。
僕が自転車ツアーをするときは、こちらのシェア・サービスを利用することを考えています。
今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!