ども。檀原(@yanvalou)です。
突然ですが、「カレー」という言葉からどんな食べ物を連想しますか?
スープカレー、インドカレー、キーマカレーなど一口にカレーと言っても色々ありますが、黄色いルーのなかに具が沈んでいるというのが共通見解ではないでしょうか?
しかし横浜には、あなたのカレー勘を根底からひっくり返すような個性的なカレー屋さんが二軒も存在します。
さっそくご紹介しましょう。
「一部の人に理解される」サリサリカレー
横浜のサブカル地帯「六角橋商店街」から少し外れた場所に佇む独特なお店です。
まず目に付くのが、意味深な看板。
なんでしょうね、これは?
「一部の人に理解される」?
かなりマニアックなのでしょうか?
「小野瀬の兄貴」というのは、泣く子も黙るCKB(クレイジーケンバンド)のギタリスト小野瀬雅生さんのことです。
小野瀬さんはこの店のファンらしく、ブログなどでもこの店のことを紹介しています。
カレー好きなんですけどね。
それほど食べないのであります。
そのワタシをしてこのサリサリだけはガマンが出来ずに唐突に食べたくなるのであります。
元祖・旅人として寝ず酔い人気を誇る作家・DJのロバート・ハリスもこの店の常連です。
ロバートさんは子供時代から今に至るまで六角橋在住で、商店街主催の「オールナイト・エロ短歌」なるかなりアレな企画に進行役として参加するなど、地元をかなり愛してしまっているご様子。
有名人のみならず、数多のカレー研究家を唸らせてきたのが、この「サリサリ」なのです。
看板に名前があるということは、ベッキーも食べたんでしょうかね?
味付けは塩とスパイスのみ!汁のないカレー!!
これがサリサリのカレーです。
メニューはセット1種類のみ!
バリエーションはありません。
移転前はメニュー表さえありませんでした。
(*いつの間にかヨーグルトが仲間入りしていました!)
セットには浅漬けみたいなサラダとチャイがつきます
このカレーですが、古美術商だった店主がパキスタンに出張した際、上流階級の人たちから教わった「おもてなし料理」なのだそうです。なんと3,000年前から伝わる伝統料理とのこと。
まず驚くのはカレーなのにルーがないことでしょう。
味付けは塩とスパイスのみ。
なんだか煮物のようです。
具は鶏肉と野菜ですが、ちゃっかり骨も紛れ込んでいます。
毎回入っていますので、ダシを取るために煮込んでそのまま出しているのでしょう。
カレーにもかかわらず、辛くないのも特徴です。
唯一無二。
こんな料理を出している店はほかにありません。
うろ覚えですが、確か店主は「このカレー以外料理はつくれない」と言っていた気がします(記憶違いだったらご免なさい)。
店主は年配の方で、当初飲食業をやる気は全くなかったそうです。しかし紆余曲折を経て北海道でカレー屋を開業。その後店をたたんで車で関東にやって来たそうなのですが、ひょんなことからまたもやカレー屋を始めてしまったのだそうです。
セットについてくるチャイは普通です。
この強烈なカレーに引かれ、何人かの若者が弟子入りしています。
「のれん分けした」という話は聞かないのですが、何人かは修行を終えている様子なので、「神奈川のご当地カレー」として深く静かに浸透していくのかも知れません。
最後に現在地に移転する前の写真もお見せしましょう。
数年前までは数百メートル離れたところで営業していたのですが、妖しさ百倍でした。
サリサリカリー
横浜市神奈川区西神奈川3-9-2
営業時間 平日:11:30~14:00、17:00~21:00
土・日:11:30~21:00(通し営業)
無休
サリサリ以上にカレーらしくないカレーを発見。その名も「丸祇羅」
「サリサリ」はかれこれ10年くらい営業しているため、それなりに知名度があります(少なくとも横浜の中南部では)。
しかし最近、「サリサリ」以上にカレーらしくないカレーを出す店を発見してしまったのです。
それが関内の「丸祇羅(まるまさら)」です。
どうですか、このカレー?
「サリサリ」以上にカレーから離れている気がします。
ちなみに店内はこんな感じ。
この店のことはBankARTというアート施設の企画展に置いてあったチラシで知りました。出展アーチストがこの店の関係者だったらしいのです。アーチストが絡んでいるだけあって、横浜では見かけないタイプのカレーと言って良いでしょう。
夜はバーとして営業しているようです(食べログで確認したら、昼の情報しか出ていませんでした。変更があったのかも知れません)。
横浜にお出での際に、立ち寄り先の1つとしてみてはいかがでしょうか?
丸祇羅
横浜市中区常磐町2-10伸光ビル1F
営業時間 平日: AM11:30〜13:30ラストオーダー
土・日:定休
https://www.yooying.com/marumasala
今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!