ども。檀原(@yanvalou)です。
本日はお願いのポストです。
11月に筑摩書房から文庫本が出ます
タイトルは『白い孤影 誰も語らなかったヨコハマメリー(仮題)』です。
ようやく中堅の出版社から本がでます……!
わくわくしています!
このテーマで取材を始めたのは20年近く前。まだプロになる前のことです。
企画の売り込みを始めたのは一昨年。
筑摩に話が通ったのが昨年1月でした。
去年の11月後半に書き始め、初稿を書き終えたのが今年の1月初旬。
そこから試行錯誤しつつ断続的に修正を繰り返し、先週の日曜日(9月2日)の夜、ようやく五稿を郵送しました。
(メールではなく郵送したのは、ゲラに赤入れしているからです。原稿用紙にペンで書いているからではありません。念のため)
ただ昨年の11月からかなりの時間をこの仕事に取られてしまっており、金銭的にカツカツです。
にもかかわらず、ギャラが入ってくるのは来年3月頃。
瀕死の状態です。
「ワーキングプア」とはこういうことを言うのでしょうか。
ただでさえカツカツなのにも関わらず、仮想通貨の電子書籍を代筆する仕事が入ってしまいまして、これまたすぐにお金が入りません。
そこで今回のお願いです。
11月に発売の本を、前払いで購入していただけませんか?
編集さんから予価800円だと聞いています。
送料をいただくのは恐縮ですが、1000円出していただいたら、出版と同時にご郵送いたします。
支援をお願いするページを polca につくりました。
polcaの使い方はこちら
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polcaの使い方を初心者にもわかりやすく、ヘビーユーザーが解説する - HIMAZINE
僕の作業はほとんど完了しており、残っている作業は
(編集者)六校の出力
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・(校正家)原稿の校正作業
・(編集者)巻末解説を某作家さんに依頼
・(編集者)装丁を依頼
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(僕)校正紙に対応
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・(編集者)戻ってきた校正紙を反映させて校了
・(編集者)お金のこととか、紙や印刷のこととか、いろいろ対応
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完成
という感じです。
ここまで来たら、スケジュールが大幅に狂うことはまずないでしょう。
「出る出る詐欺」にはなりませんので、そこは信頼して下さって結構です。
日本でアドバンスは可能か?
本を出すとき、海外では仮払金を出してもらえるという話です。
つまり原稿を書いている間の生活費の面倒を出版社に見てもらえるのです。
それはそうです。
ブックライター(ゴーストライター)が実用書を書くのと違って、とにかく手間と時間がかかるんですよ。
にもかかわらず、その間の収入はゼロみたいなもんです。
生活の保障がないと、安心して執筆に集中できません。
しかし日本には仮払い制度はありません。
そこで「フレンドファンディング」と銘打ったマイクロ・クラウドファンディングのpolca で支援して頂き、リターンとして出版と同時にサイン入りで本をお渡ししよう、と思いました。
これはお願いであるのと同時に、実験です。
海外で当たり前のように行われているアドバンス・ペイメント(略して「アドバンス」)。
これに少しでも近いことを実現できないか、という試みです。
読者/支援者からみると、本を前払いで著者から直接購入するような形です。
- 一口 500円
- 二口以上ご支援いただくと、一冊お送りいただく形になります。
(一口の場合は、お礼のメッセージとイベントのご案内のみとなります)
なおpolcaには支援者と連絡を取る機能がありません。
拙著の送り先は、メールまたはTwitterのダイレクトメッセージでご連絡下さい。
昨夜このプロジェクトをはじめまして、現在までに2名の方が支援を申し出てくれています。
「誰も支援してくれないのではないか……」
ひじょうに不安でしたので、勇気づけられました。
(2名のうち、1人の方は「カードがJCBなので振り込みます」ということでpolca上には表示されていません)
プロジェクトの終了は29日後です。
これは参考情報となりますが、
この本の元となった本を10年近く前に出しています。
内容や読者からの感想についてはAmazonのレビューをご覧下さい。
(下の書影は電書版ですが、レビューは書籍版と共通です)
以上、よろしくお願いいたします!