メケメケ

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町工場や倉庫がひしめく運河のほとりから、セカイに向けて書き綴るブログ。

「おうち時間」中の水漏れ事故は悲惨…。僕のささやかな水難の相

f:id:yanvalou:20200824214826j:plain Photo by Jonathan Ford on Unsplash

ども。檀原(@yanvalou)です。

コロナ禍以降、すっかり一般的になったリモートワーク。
しかし
「書斎がない」
「子供が邪魔で集中できない」
などという悲鳴があちこちから上がり、日本中のワーキング・ファーザー/マザーが身もだえているようです。

そう。
不測の事態に際して、家の中の不備は見過ごされがちです。
今までは会社にいる時間の方が長いくらいでしたからね。
コロナの第二波、第三波の来襲が当然のように予測できる現在、家の中で想定外のトラブルが発生したら、ステイホームどころではありません。

ここではそんな極私的トラブルをご紹介。「転ばぬ先の杖」にしていただければと思います。

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※本記事は過去の実体験を元にしたPR記事です。

 

青天の霹靂。上階からの水漏れに遭う

トラブルはいつも突然やって来ます。

2015年7月中旬のお昼時のこと。

出かけようと慌ただしく支度しているとき、床が濡れているのに気がつきました。
うちは7階建てマンションの1階ですので雨漏りはあり得ません。

問題の箇所は居間と和室のちょうど境目の部分です。
見上げると天井のヘリの辺りから、漏水しているのが分かりました。
しとしとといったレベルでしたが、それでも確実に漏水しており、床には水たまりが2箇所出来ています。

上階の配管からの漏水でした。
配水管が老朽化して継ぎ目が弱くなっていたようなのです。

思い返してみると、就寝時に天井の方から微かな異音が聞こえていました。原因が分からなかったのでしばらく様子を見ていたのですが、あれは水の音だったのでしょう。
この音は2、3日つづいていました。つまり水漏れ自体は数日前から発生した可能性があります。

なにはともあれ、風呂場から洗面器を持ってきて床に置きました。それから床の拭き取りです。
ついで急いで上階に行って奥さんを呼び、うちの状況を目視で確認してもらった上で、上階の全ての水道を止めてもらいました。その上で管理人さんに頼んで、マンションが契約している業者デベロッパーの関連グループの下請け)とコンタクトを取りました。

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Photo credit: University of Salford on Visualhunt.com / CC BY

 

被害の規模

被害は結構な規模でした。
天井2部屋分、壁紙2部屋分、鴨居、ふすま7枚、畳6畳分。柱や押し入れの戸袋の変色など。
天井裏のどこまで浸水していたのか分からなかったのですが、念のため、トイレの天井と壁紙も貼り替えてもらいました。

 

水漏れにあったときの心境

工事に何日かかるのか分からず、面倒くさい事態になったと感じました。
当初は壁などの張り替えの交渉もどうしたら良いのか分かりませんでした。
工事費を立て替えなければならないかも知れません。
相手との話し合いも気が滅入ります。
なにぶん初めてのトラブルでしたので、暗澹たる気分になりました。

しかし結局はぜんぶ間に入った業者デベロッパーの関連グループの下請け)がやってくれ、支払もマンションの住民全戸で入っている保険で賄われたので、心配することはありませんでした。

例外は工事の間住めなくなるので、仮の住処をどうするかという問題でした。
ふつうはホテルを借りるか何かするようですが、工事には立ち会いが必要です。
毎朝工事が始まる朝8時に顔を出すのが億劫でしたので、毎日工事が終わる度に和室にブルーシートを拡げてもらい、その上にベッドマットをセッティングして寝ました。

 

工事の日数

およそ1週間程度でした。
内装業者の方とは、工事中1週間毎日話をしましたが、水漏れ修理業者の方とは話した記憶がありません。
たぶん見積りの時、1度見に来たくらいだったのではないでしょうか。

費用は全額保険で賄われましたし、壁紙や天井が新しくなったので気分が一新しました。
うちのマンションは中古で、ふすまや壁紙は前の住人の趣味でした。それが事実上負担なしで自分好みになったのでラッキーでした。
とは言え、水漏れが発覚したときは途方に暮れましたけどね。

 

新築のタワマンも水漏れと無縁ではない!

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昨年10月、川崎市武蔵小杉のタワーマンションが台風直撃の水害に遭い、停電によって電気系統が完全にダウンするという事故に見舞われたのは記憶に新しいところです。

じつは台風ばかりではありません。
近年指摘されるようになった問題ですが、タワマンには「雨漏りしやすい」という死角があるそうです。

都内でタワマンが特に多いのは、品川から江東区台東区にかけての海沿い一帯。
つまり立地条件から潮風による劣化が進行しやすいのです。

さらに地震や海風・ビル風による強風でしばしば強い揺れにも襲われています。
微細な揺れに晒され続けるタワマンでは、コーキングなどの目地剤に亀裂が入りやすいといいます。

5階建て程度の低層マンションであれば、足場を組んで補修が出来ます。
しかし30階建て、40階建てものタワマンとなると、補修も容易に進みません。
強風のリスクが伴うため、ゴンドラ作業も進まないと聞きます。
終の棲家にするには、不安の残る物件と言えるのではないでしょうか。

……ながながとマンションと「水難」について書いてみました。
リモートワークでステイホームする時間は長くなる一方ですが、水漏れが発生したら悲惨です。
馴れない在宅ワークのストレスに加え、工事業者の立ち入りが頻繁になります。
やってられませんよね。

集合住宅の場合、大家さんなり管理組合なりがやってくれるので、手配に関してはなにも心配することはありません。
集合住宅に住んでいるあなたは、ラッキーです。
逆に戸宅の人はたいへんだと思います。

ポストコロナの時代に入って、自宅はますます重要になりつつあります。
この機会に足元を見つめ直し、「確実なものなど何もない」ことに思いを馳せるのもコロナ時代のひとつのありようだといえるのではないでしょうか。

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