メケメケ

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町工場や倉庫がひしめく運河のほとりから、セカイに向けて書き綴るブログ。

離婚後の面会交流にコロナが立ちふさがって

f:id:yanvalou:20200626180407j:plain S. Hermann & F. Richter(From Pixabay

ども。檀原(@yanvalou)です。

新型コロナによる自粛騒ぎも峠を越え、中だるみ感が出てきましたね。
「このタイミングであればいいかな」と思い、1ヶ月ほど前に友人が体験した事件について書いてみようと思います。

 

我が子に会えない? コロナは親子の絆も切り裂いた

リモートワークなどで日本中がお籠もり状態にあった5月中旬。
横浜市内に住む友人は沖縄に飛びました。
離婚後、元妻のもとで暮らす我が子と会うためです。

円満な家庭であれば、自粛期間中は親子で顔をつきあわせる時間が増えたことでしょう。
しかし離婚によってバラバラになった家族の場合、そうはいきません。
友人の元妻は那覇に住んでいます。
その距離のせいもあり、友人が我が子と会う機会は本当に限られています。

ご存じの通り、神奈川県も含めた首都圏は警戒地域に指定されていました。
当然地方に行く際は、受け入れ地域の対応が気になります。

友人は事前に教育委員会に連絡を取り、自分が娘と会っても特に問題ないことを確認した上で面会したそうです。

彼は12〜18日に娘と二人で過ごしました。

 

父親と会ったばかりに学校側から登校を拒否された

しかし那覇の小中学校が再開したとき、問題が発生しました。
娘の通う小学校の校長の独自判断により、娘は2週間の登校自粛を要請されたのです。
警戒区域から来た人物と長時間接触した」というのがその理由です。

 

琉球新報の記事(5月28日付)

ryukyushimpo.jp

沖縄タイムスの記事(5月29日付)

www.okinawatimes.co.jp

※論調が異なるので、読む比べることをお薦めします。

 

この件について、那覇市教育委員会はなにも把握していませんでした。
友人のクレームにより、はじめて知ったそうです。
友人は事前に教育委員会で確認を取っていましたから、当然揉めました。

友人は怒り心頭だったようです。
しかし遠い沖縄での話なのでおいそれと現地に向かう訳にもいかず、メディアにたれ込んで溜飲を下げるのが精一杯だったとのことでした。

最終的には琉球新報の記事にある通り、「万一、感染していたらと想定して登校自粛をお願いしたが、市教委に確認すべきだった。児童と親に大変悪いことをした」と謝罪し、一件落着しました。

 

コロナによる差別や偏見は国内にも

コロナがアウトブレイクした当初、欧米諸国でアジア人に対する嫌がらせが頻発し、ニュースになりました。
しかし海外に行かずとも、日本国内でもこのような問題が発生していたのです。

離婚後、妻が出身地に帰る例は珍しくないと思います。
その際、夫が首都圏に残っていれば、友人のようなトラブルは容易に起こり得ます。

コロナ騒ぎが弱まってきた今だからこそ、こういうことに対しても思いをめぐらせておきたいですね。

今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!