メケメケ

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町工場や倉庫がひしめく運河のほとりから、セカイに向けて書き綴るブログ。

のと暮らし……カボチャの整枝作業

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ども。檀原(@yanvalou)です。

今回の企画ですが、大和ハウスとランサーズのほかに、志賀町の地元企業である「合同会社菜夢来」さんにもご協力いただきました。この3社のタイアップで行われたのが、「お試しデュアルワーク」で、僕は2週間参加しました。

ところで「デュアルワーク」とはなんぞや、と思われた方と多いと思います。
これはdual(二つの、二重)とwork(働く)を足した造語で、二つの地域や二つの企業、二つの職種で仕事をするという新しい働き方を意味します。IターンやUターンなどの地方移住と平行して、都会と地方間の2拠点居住、3拠点居住も注目されています。それをお試しでやってみませんか、という企画です。

ダイワハウスが絡んでいるのは、かれこれ30年ほど前から、定住型のリゾート地の開発を手がけているからです。その名も「能登志賀の郷リゾート」。
リゾート地と言っても、現在は分譲地のうち半分程度は地元の方が購入しているそうで、リゾート地というより「田舎のなかの高級住宅地」という感じになっているようです。

www.daiwahouse.co.jp

初日はダイワハウスの社員の方に、「能登志賀の郷リゾート」を含めた志賀町の中心部を案内していただいた後、打ち合わせも兼ねて、志賀の郷リゾートの人気レストラン「クルーズ(CRUISE)」でランチを取りました。

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pension-cruise.com

 

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カントリー調の小物とアンティーク家具の調和が美しい店内は、絵に描いたようなリゾートコテージ。高原という立地も相まって、日常のせわしなさから心が解き放たれます。思わず、写真を撮りまくってしまいました。

今週のおまかせごはんの「ふわとろオムライス」を頂きましたが、サラダやスープ、ドリンクまでついて千円。お陰様でゆったり食事を楽しむことが出来ました。
吹き抜けを見上げると、2階はペンション。いつか泊まってみたいものです。

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「菜夢来」の石村社長


その後、仕事や宿泊でお世話になる「菜夢来」の石村高志社長と面談。
石村社長は志賀町の名産品である干し柿の一種「ころ柿」を、新製法でつくっています。
試食させていただきましたが、従来の干し柿と異なり、黒ずんでいません。上品な甘さが口の中に広がります。
この甘み、冷凍ミカンが甘いのと同じ理屈で一旦冷凍しているからだそうです。

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独自の製法でつくった「ころ柿」。6月より新宿伊勢丹で取り扱いが始まりました

このほかにもパンの製造も行っているのですが、素材となる柿やパンのあんは自社の畑で採れたものです。つまり文字通りの自家製。いまのこの時期は定植した野菜の整枝をしたり、雑草を取ったり、あるいは新たな植え付けのために苗を育てたりしています。

志賀町滞在中は、石村社長のお世話で菜夢来さんの寮をお借りしていました。寮から会社までは4.4キロ(車で7分)。畑は何カ所かに分散していますが、おおよそ7.3キロ前後(同じく15分程度)。わずか10分、15分で通勤出来てしまうという事実に感激します。通勤経路は緑が多く、時間の流れが緩やかになったかのよう。会社は工業団地のなかにあるため、時間帯によっては混み合います。と言っても交通の絶対量の少ない田舎町のこと。深刻なものではなく、むしろ活気を感じさせるような、ポジティブな感じさえしてくるのが不思議です。

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これはサツマイモの畑です

畑仕事の中心となったのはカボチャの整枝でした。大分大きくなっており、ピンポン球くらいの実を付けている個体が結構あります。しかしその多くは根本付近になってしまっています。これでは大きく実ってくれないそうで、枝の先の方に実を付けさせるため、容赦なく実を切り落とします。

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整枝したカボチャ

栄養分を集中させるため、枝も取捨選択します。基本は3本残し。文字通り枝分かれしている枝を3本だけ残して、あとはバッサリいきます。この時期のカボチャはぐんぐん成長するそうで、出荷は7月初旬だそうです。

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ビニールハウスで育てているサツマイモの苗床を刈り取って、作付け用しやすいように縛ってまとめておく、という作業もしました。サツマイモの苗は「道の駅」でも売られており、栽培している農家さんが多いようです。

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畑のそばに「ころ柿」の検査場がありました