メケメケ

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町工場や倉庫がひしめく運河のほとりから、セカイに向けて書き綴るブログ。

のと暮らし……日本最古の木造灯台はあまりにも自然体

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ども。檀原(@yanvalou)です。

そろそろ滞在も終盤に差し掛かってきました。
今回と次回は、改めて志賀町の名所を巡ります。

第5回のレポートでご紹介した「厳門洞窟」は、能登半島国定公園を代表する景観の一つです。

www.yanvalou.yokohama

荒波が険しい断崖を洗って出来た奇岩群「能登金剛」の一部ですが、志賀町には奇岩がまだあります。

本日は寄り道してから奇岩を目指しましょう。

 

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風力発電所が視界に入ると、「遠いところに来た」と感じます

菜夢来さんの寮を出て会社に向かって車を走らせます。
しばらくすると真っ正面に風力発電所が見えてくるでしょう。都会でも海岸沿いの埋め立て地帯で風力発電の風車を目にすることがありますが、いくつも並んでいることはありません。風力発電所が視界に入ると、旅情を感じるのは僕だけではないはずです。

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都会では、まず見かけることのない風車の一家団欒(?)

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生活圏を侵食するかのように、風力発電所

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「仁王立ち」とはこのことか?

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すっかり「風車萌え」してしまいました

 

風力発電所を通り過ぎ、そのまま海に向かいます。入り組んだ福浦港の傾斜地を下ったり上ったりすると、「福浦灯台」のサインが掲げられています。

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この灯台は現存する日本最古の木造灯台で、北前船の寄港地として栄えた福浦の歴史を感じさせてくれます。ただ灯台としては珍しく、ひじょうに狭い生活道路を抜けた岬の先に立っています。

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灯台の周辺には狭い畑が点在していて、あまり観光名所らしくありません。周辺環境も含めて味のある施設だと思いました。

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福浦港を離れ北上します。厳門を通り過ぎ、なおも北に向かうと「猪ノ鼻」という岬があります。この岬も観光名所らしからぬところで、葦の林をくぐり抜け、足場の悪い崖をロープで伝うことでようやく先端にたどり着きます。

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まるで行く手を遮るかのようにロープが張ってあり、しかしめっちゃ整備されて通行の形跡もあり……

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かなりの急勾配でした

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「猪ノ鼻」の先端

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「猪ノ鼻」の葦の茂み(高台)からの眺め

もしかしたら遊覧船で海から眺める方がポピュラーなのかも知れません。あるいは釣り舟で来ることもあるかもしれませんね。海が身近な能登では、釣り好きな人が多いようです。

猪ノ鼻のすぐそばに国道249号線が走っています。海伝いのこの道を「世界一長いベンチ」に向かって行くと、「夫婦岩」と「機織り岩」という奇岩があなたを待っています。

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能登金剛」の一部、「機織り岩」。間近で見ると、かなり巨大

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能登金剛」の一部、「夫婦岩」。こちらはちんまりしていました