メケメケ

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町工場や倉庫がひしめく運河のほとりから、セカイに向けて書き綴るブログ。

手作り石鹸教室で、ママたちがひそかに使っている材料が……唖然!

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Photo by Kelly Sikkema on Unsplash

2015年7月17日に取材した横浜市鶴見区のハーブと手作り石鹸の教室「Masion de l'Herbe」の紹介文です。
お蔵入りしていたものを蔵出しいたします。
取材文のサンプルとして御覧下さい。

 「看護学校の個室寮で暮らしていた時、寂しくなって気分転換に使い始めたのがアロマとの馴れ初めでした」。

 横浜市綱島でハーブと手作り石鹸の教室「Masion de l'Herbe(メゾンド エルブ)」を主催している松田美以先生は語る。

 よく知られている通り、ハーブには精神安定作用がある。看護学校時代の松田先生はベルガモットの香りで気分を落ち着けていたという。

 看護学校卒業後、神奈川県内にある大学病院で働きはじめたが、結婚して千葉に引っ越した。退職して環境は激変。千葉に知り合いもいない。そんなとき再びハーブのことを思い出した。

 改めてハーブ・アロマテラピーの効果を実感した先生。時間もあることだし、と某アロマショップのスクールに通って本格的に勉強を始めた。

「通ったのは3ヶ月間ですが、しんどくなるくらいの密度で勉強しました。当時子供は零歳児。シッターさんや主人に見てもらって集中的にやりました」。

 JAMHA認定ハーバルセラピストとAEAJ認定アロマテラピーインストラクターの資格を取得した松田先生は、月4〜5回のペースで教えている。生徒さんからの問い合わせがあれば都度調整はするが、月一回のペースで通ってくる生徒さんがほとんどだという。

 通常の授業とは別に年2回、集中的にJAMHAメディカルハーブ検定直前の対策コースも設けている。これは2時間×4回の授業(回数や時間は協会の規定による)で4名限定と、効果が期待できそうな内容となっている。

 じつは松田先生、ハーブ・アロマ教室とは別に、知り合いの先生のメンタルクリニックに月1回程度勤務しているという。ハーブと看護につながりはあるのだろうか。

「結果的につながっていると思います、そこは2人で運営している小さな医院なのですが、院内でもささやかなアロマテラピーを行っています。患者さんから『なんの香り? 効能は?』と質問されることもありますね」。

 ちなみに先生がおすすめするアロマは、夏であれば柑橘系のメイチャン(リツェアクベバ)、冬はゼラニウムだという。

 ハーブアロマと並び、教室のもう1つの看板である石鹸づくりだが、こちらの生徒さんは子供がアトピー持ちというお母さんが中心とのこと。手作り石鹸アトピーに効くという実証報告はまだないとのことだが、市販品のような添加剤はないため安全性で、より保湿効果が高いため人気があるという。

「石鹸の原料は水とオイル水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)です。水酸化ナトリウムは劇薬なので、子供がいるお母さんには習いづらい部分があります。そこでうちでは『シッターさんが付いている教室』という形でやっています」

 石鹸づくりは奥が深い。成分の質を変えることで硬いものも溶けやすいものもつくれる。またオイルの配合や水の代わりに代替品を使うことで無限といえるほどのバリエーションを生み出すことが出来るという。 

 たとえばアボガドペーストを追加してしっとり感を出したり、生クリームを投入したり。水の代わりに果汁やコーヒー、紅茶を使うことも可能だ。牛乳石鹸ならぬ「母乳石鹸」もひそかに人気があるとか。

「母乳石鹸は普段使いではなく、記念品のような形です。娘が20歳になったら渡そうと思っています」

「Masion de l'Herbe」の石鹸づくりの特徴は、原料をひたすら混ぜること。火にかけるとオイルが酸化して質が下がるので、松田先生の教室では行なっていないという。

 石鹸を型に入れられるようになるまでの時間だが、オイルの配合によって早ければ一時間、遅いものでは15、6時間かかるという。消費期限もまちまちで1年程度のこともあれば、3年寝かせてから使う場合もある。

 出来立ての石鹸は強アルカリ性だ。だからすぐに使うことは出来ない。肌に馴染むまで1月ほど寝かせる必要がある。

「人気があるのは可愛くて、綺麗な石鹸です。現在初級コースと中級コースがあるので、まずは初級コースに来ていただければ」。

 初級コースでは座学を終えた後、自分でレシピを立てて石鹸づくりを実践する。模様づけや香りづけも自在だ。各々のレシピと希望を確認しながら、「泡立ちの良い石鹸」などという希望があれば、先生がオイルを調整したりするなどのアドバイスを行ってくれる。

 中級コースでは素材を吟味することに焦点を充てている。例えばバージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルを使い比べて素材の違いを追求する、といったことを行っているそうだ。

 じつは先生が暮らす横浜の東横線沿線は手づくり石鹸教室の激戦区なのだとか。数多ある教室の中でも、気さくな雰囲気の「Masion de l'Herbe」は検討に値する教室である。

Masion de l'Herbe(メゾンド エルブ)
教室主催:松田 美以(まつだ みい)
所在地:横浜市鶴見区駒岡

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