メケメケ

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町工場や倉庫がひしめく運河のほとりから、セカイに向けて書き綴るブログ。

佐野亨トークイベント「底なしのヨコハマ夜話」の動画を公開しました

どうも。檀原(@yanvalou)です。
先日のエントリーでお伝えした通り、以下のイベントを実施いたしました。

 

佐野亨トークイベント「底なしのヨコハマ夜話」

『ディープヨコハマをあるく』に沿った内容で1時間半ほど語って頂きます。

日時:2023年1月13日19:00〜

場所:LOCAL BOOK STORE kita. (みなとみらい線馬車道駅下車)

料金:無料!

*定員15名

予約:https://y-talk-sano.peatix.com/event/3447164/

 

会場席は12月中に満席となり、お陰様で盛況となりました。

当日の模様を YouTube上で公開しましたので、お暇な方は御覧下さい。


www.youtube.com


今後は3ヶ月間隔のペースで(無理のない程度に)イベントをつづけていく予定です。
プレッシャーの掛からない程度にご期待下さい。

www.yanvalou.yokohama

 

【保存版】横浜市内の編集プロダクションと出版社をまとめてみた

ども。檀原(@yanvalou)です。

久しぶりの更新となります。

以前から感じていたのですが、僕が住む横浜は大阪より80万人も人口が多いのにもかかわらず、文化産業がおとなし目です。

その証拠に編集プロダクションやウェブ関係の製作会社を聞いたことがありません。横浜にある出版社、誰か知っていますか?

これは当の編プロの人たちも同じらしく「うち以外知らない」と言うのがデフォルトの模様。
そこで調べられる限りの編集プロダクションをリストアップしてみました。
(一部デザイン会社や広告代理店も含みます)

まだリスト漏れがあると思います。
教えていただけましたら追加しますので、よろしくお願いいたします。

 

横浜市内のプロダクション

1)株式会社ボイズ

まちづくりや芸術文化を得意ジャンルとするデザイン事務所
守備範囲はブランディング、VI、CI、ロゴ制作、フライヤー・カード、冊子・パンフレット、キャンペーンサイト、ライティング・編集、プロモーション写真、イラスト制作。

個人的には、横浜市交通局の広報誌「ぐるっと」や神奈川県の公共劇場などの取り組みを紹介する広報誌「マグカル」の製作会社という印象が強い。

執筆実績:WEBマガジン創造都市横浜、地域創造横浜国立大学都市科学部建築学科WEBサイト、マグカル、ANGLE、FIGARO、Penほか 編集実績:横浜美術館30周年記念国際シンポジウム、六本木アートナイトガイドブックほか

所在地:横浜市中区常盤町2丁目10番地 常盤不動産ビル3階205号

URL:

voids.jp

 

2)はらぺこパブリッシング

食べることが大好きな各分野のプロフェッショナルが集うプロダクション」という食に特化した編プロ。

守備範囲は、雑誌、パンフレット、チラシなどの紙媒体の編集・制作業務、ページ編集、記事作成、取材、撮影、ライティング。

ZINE(自主製作雑誌)の発行やカフェ開業印刷物のお手伝い(ロゴ作成やメニュー表などの提案)が業務範囲となっているのが面白い。

ほかに編集者・ライター育成(セミナー、ワークショップ、イベント開催)、カフェ・フード・スイーツのプロデュース業も行っているという。

制作実績として上げられているものは、洋菓子のパッケージデザインやポスターデザイン、カタログ誌の作成など。

所在地:横浜市中区吉田町53 新吉田町ビル5A(コワーキングスペース maneku)

URL:

harapeko-publishing.com

 

3)株式会社メディアタブレット

5名のライターが所属する編プロ。出版プロデュース(紙版、電子版)、電子書籍の制作・管理を中心にしているという点がユニーク。書籍やムックが専門で、雑誌やウェブは手がけていない模様。
本牧という交通の便が良いとは言えない場所が所在地になっていることから判断して、住居兼事務所か?

所在地:横浜市中区本牧原 4-1-401

URL:

www.mediatablet.jp

 

4)株式会社クラフトワーク

スタジオジブリ出版部にいた人物が立ち上げた事務所

メンバーとしてあげられているのは、編集・ディレクター1名、アシスタント1名。案件に応じてスタッフ(取材ライター、イラストレーター、カメラマン、翻訳者、コピーライターなど)を編成するという。

業務範囲は、書籍や雑誌の編集・制作、取材・ライティング、企業広報誌制作、チラシ・フライヤー制作、漫画原作、デザイン、イラストレーション、イベント企画。

取引先として株式会社スタジオジブリNHKプロモーション、東京都現代美術館東京国立近代美術館ウォルト・ディズニー・ジャパンKADOKAWA など大手の名が上がっている。

執筆実績:ジブリの大博覧会展 パンフレット、ガンダムGのレコンギスタ オフィシャルガイドブック、高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの 図録、熱風(ジブリの PR 誌)、ジ・アート・オブ シン・ゴジラほか

所在地:横浜市都築区中川

URL:

kraftwerks.co.jp

 

5)NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ

東京から横浜に拠点を移すクリエイターは多い。ライターやカメラマン、デザイナーを含めウェブ廻りの人間が一度は足を運ぶプロダクション。ただしほとんどの来訪者は、すぐ立ち寄らなくなる。つまりそういう環境。市の仕事を取ってくるのが上手い。「ヨコハマ経済新聞」の運営元である。

業務範囲:ローカルメディアの運営、イベント・ワークショップの企画・運営、動画の企画・撮影、コワーキングスペースの運営、地域型クラウドファンディングの企画運営、まちづくりに関する調査・研究・コンサルティングなど

URL:

yokohamalab.jp

 

6)株式会社アドヤン

不動産関係に強い広告代理店。サブカル色が強いフリーペーパー「YABO」を発行している。

業務範囲は、名刺、チラシ、パンフレットなどの紙媒体、ロゴ、キャラクターデザイン、Web制作

所在地:横浜市中区常盤町2-20-402

URL:

yaho-adyan.com



7)株式会社スタジオライティングハイ

南区のライター、岸智志氏が運営する一人会社。ライティングの他にワークショップなども行っている。

執筆実績:著書『文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。 Webライター実践入門』『できるところからスタートする コンテンツマーケティングの手法88』(いずれもMdN)ほか

所在地:横浜市南区大岡1丁目36-24-1(法人番号システムによる)

URL:

swh-writer.com

 

横浜市内の出版社

言うまでもなく出版の中心は東京です。東京の通勤圏内である横浜には、出版社は皆無です。とは言え、ゼロではありません。僕が把握しているのは以下の2社ですが、2社とも装丁家の矢萩多聞さんと所縁が深いようです。

 

1)三輪舎

東急線妙蓮寺駅からほど近い「石堂書店」2階のコワーキング・スペース「本屋の二階」で営まれている一人出版社。2014年創業。書籍刊行を専門としている。

拠点:横浜市港北区菊名1-5-9 本屋の二階

URL:https://3rinsha.co.jp/

*インタビュー記事:

laxic.me


2)春風社

桜木町紅葉坂にある書籍系の出版社。1999年創業。会社がアカデミックな執筆者を好むだけあって、硬い本が多い。

所在地:横浜市西区紅葉ヶ丘53 横浜市教育会館3F

URL:http://www.shumpu.com/

*インタビュー記事

横浜・紅葉坂の出版社「春風社」 真っ当な仕事が示す、出版社のこれから - ヨコハマ経済新聞

 

3)横浜タイガ出版

神奈川区の丘陵地帯で稼働するひとり出版社。2018年創業。自費出版事業が中心らしい。

所在地:横浜市神奈川区白幡西町37-5

URL:https://ytaiga.co.jp/


上記のほかに【有隣堂の出版局】、【神奈川新聞の出版局】、【神奈川大学の出版部門】などがあります。

 

いかがだったでしょうか?

横浜在住のライター以外に需要がない記事だと思いますが、今まで誰もまとめていなかったはずなので刺さる人には刺さるはず。

なにより自分が一番欲しい情報だったのでメモ代わりにまとめてみました。

「横浜コミュニティデザイン・ラボが外注に出している編プロが1社存在する」「神奈川新聞発行の『季刊横濱』をつくっている編プロがある」という話を聞いたことがあるので、たぶん少なくとも2社程度のリスト漏れがあると思います。

今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!

異界への入口としての横浜市南区

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Photo credit: Thomas Hawk on Visual hunt / CC BY-NC

ども。檀原(@yanvalou)です。

僕の住んでいる横浜は、京浜東北線を堺にして観光客向けの顔をもつ東側と地元民向けの西側とに分かれています。
外部の人たちが足を向けるのは、もっぱら港のある東側。
メディアが取り上げるのも東側だけです。

 では西側にはどんな世界が広がっているのでしょうか?

 

どうぶつの森」としての横浜

つい先日のことです。
うちのベランダにアライグマが立て続けに2回出現しました。
時刻は夜中の3時過ぎです。
最初はタヌキだと思ったのですが、しっぽに縞模様があったのでアライグマだと思います。なにかをひっかくような音もさせていましたしね。
タヌキとアライグマ、暗闇でパッと見ても区別はつきづらいですが、暗闇で目が銀色に光る様は異様です。

うちは南区の住宅地の一角、集合住宅の1階です。

中華街まで3キロという立地ですので、都会の一角と言っても差し支えないと思います。
近くに森があるわけではありません。
人びとの暮らしの息づかいが聞こえるような場所で、野生の息づかいを聴いてしまったのですから、もうびっくりです。


南区の奥まった場所に「旅館松島」という老舗旅館があります。
繁華街からは距離があり、近くにはこれといってなにもありません。
部活動の合宿につかわれるような旅館です。
ここのキャッチフレーズが振るっているのです。

「リスと狸が沢山住む町で、観光にも便利な横浜の奥座敷

www.r-matsushima.jp

はい。

横浜市南区。タヌキとリスが出ます。
南区に住んで四半世紀になりますが、ノラネコとタヌキが仲良く生ゴミを漁っているのを見た事があります。

京浜東北線の東側、意外とワイルドですね。

 

魔界としての横浜

動物だけではありません。
なんなら、こんなおどろおどろしい場所もご紹介できてしまうんですよ。

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住宅地の鈎の手のような曲がり角の突き当たりに、いきなり土俗的な階段が現れると異界に紛れ込んだような心持ちさえします。
横溝正史(『八墓村』の作者)的な禍々しさとでも言いましょうか。
御狐様がこれだけ密集しているのは、只事ではない気がします。
おまけに「お百度石」までありますからね。

 

板子一枚下は地獄

神奈川県川崎市宮前区土橋の土蔵に貼られた護符から、山岳信仰の神秘の世界を掘り起こした「オオカミの護符」という映画があります。
のちに書籍化もされました。


オオカミの護符 (新潮文庫)

この稲荷の祠を見ていると、「オオカミの護符」に通じるものを感じずにはいられません。
船乗りは海の怖さを「板子一枚下は地獄」と言い表すそうですが、一見文明的な横浜の日常も「板子一枚下は地獄」なのかもしれません。

なんと言っても、地元民は横浜を評して「日本一大きな田舎」というのですから。

さいごに横浜のローカル性を垣間見るのに最適な1冊をご案内して締めくくりたいと思います。


横浜大戦争 (文春文庫)

横浜18区の土地神さまが最終決戦を繰り広げる「横浜大戦争」です。

単行本で340ページという結構な厚さですが、割とラノベ的な内容なので難しくはありません。
ただし横浜市街の人が読んでも、楽しめるかどうかは微妙なところです。

今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!

 

「TABIZINE」寄稿記事一覧

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By RENE RAUSCHENBERGER From Pixabay

ども。檀原(@yanvalou)です。

ブログから多少なりとも実績をたどれる方が便利だろうと思い、旅行関係のウェブ媒体「TABIZINE」に寄稿した記事にリンクを貼っておこうと思います。

▼ライター紹介ページ▼

tabizine.jp

tabizine.jp

tabizine.jp

tabizine.jp

tabizine.jp

tabizine.jp

tabizine.jp

tabizine.jp

tabizine.jp

tabizine.jp

tabizine.jp

拙作『白い孤影 ヨコハマメリー』の執筆に専念するため、2018年に「TABIZINE」への寄稿はやめてしまいました。
「復帰できないかな」と思い連絡してみたのですが、なしのつぶて。
旅行関係で書いてみたい話はまだまだあるため、折を見てこのブログにドロップしていこうと思います。

 

地元のウェブメディアでも書いてます

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ども。檀原(@yanvalou)です。

じつは2月下旬から、「横浜タウンビジョン」というウェブメディアで中の人をやっています。
正確に言うと運営側ではなく、2人いるライターの片割れです。

www.facebook.com

「メディア」と言っても、フェイスブックページしかないという不思議な形態です。これはおそらく運営母体がパチンコのディスプレイモニターの卸しや、そこで映す映像素材を制作している会社だということが関係しているのでしょう。
ウェブメディアに長けているわけではないので、背伸びするのを回避したのだと思います。

また昭和30年代の街頭テレビのように、トヨペットの店頭に設置された巨大なモニターにも記事が配信されている、というのがこの会社らしくて面白いと思います。

25年住んでいますから、横浜には結構詳しいつもりです。
せっかく始めたのですから、別のメディアの人たちとコラボするなど、面白いことをやっていきたいですね。

いままでに僕が寄稿した中から、お気に入りのものをいくつか上げておきます。

とりあげて欲しい店やスポットなどがありましたら、ご一報下さい。
自粛の関係ですぐにはご対応できない場合もありますが、前向きに検討させて頂きます。

今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!

女装家の歩くヨコハマ

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ども。檀原(@yanvalou)です。

先日伊勢佐木町を歩いていたら、妙に目立つ人とすれ違いました。
ジロジロ見るのは悪いと思ったのですが、どうしても気になります。
ちょっと勇気を出して話しかけてみました。

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彼女は「かおりさん」。
東京から遠征してきた女装家の方です。
話をしている限りでは、男の人だとは分かりません。
声にも不自然さはなく、背が160センチ台の中肉中背ということもあって、男らしさは感じさせません。

ただ装いが過剰なので、普通の人は退いてしまうでしょう。
そういえば90年代半ばまで伊勢佐木町馬車道などに出没していたというメリーさん。
彼女にも「じつは男の人なのではないか」という見解があったようです。
あの過剰な装いと白塗りは、たしかに女装家と通じるものがあります。

ただ女装家と女性の間には、越えられない壁もあります。
手の大きさは隠せません。
歌舞伎の女形は袖で手を隠すのだそうですが、男と女では手の大きさに明らかな違いがあります。
かおりさんの手は明らかに男のものでした。

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また当然ながら、女装家は女を演じているにすぎないのですから、パートタイムの女性でしかありません。
しかしその仕草や佇まいは、得てして女性以上に女性です。
彼女らは街角を舞台に、小芝居を演じる役者なのです。

かおりさんは、週末の馬車道伊勢佐木町大岡川沿いなどを散歩するのが好きだといいます。
こうした「異人」の存在こそが、横浜を都市たらしめている気がするのですが、どうでしょう。
田舎には「異人」はいません。
そして東京からも、異人の噂が聞こえなくなって久しいのです。

これは何?あなたのカレー観を根底から覆す独創的なカレー屋の謎

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ども。檀原(@yanvalou)です。

突然ですが、「カレー」という言葉からどんな食べ物を連想しますか?

スープカレーインドカレーキーマカレーなど一口にカレーと言っても色々ありますが、黄色いルーのなかに具が沈んでいるというのが共通見解ではないでしょうか?

しかし横浜には、あなたのカレー勘を根底からひっくり返すような個性的なカレー屋さんが二軒も存在します。

さっそくご紹介しましょう。

 

「一部の人に理解される」サリサリカレー

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横浜のサブカル地帯「六角橋商店街」から少し外れた場所に佇む独特なお店です。

まず目に付くのが、意味深な看板。
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なんでしょうね、これは?

「一部の人に理解される」?

かなりマニアックなのでしょうか?

 

「小野瀬の兄貴」というのは、泣く子も黙るCKBクレイジーケンバンド)のギタリスト小野瀬雅生さんのことです。

小野瀬さんはこの店のファンらしく、ブログなどでもこの店のことを紹介しています。

カレー好きなんですけどね。
それほど食べないのであります。
そのワタシをしてこのサリサリだけはガマンが出来ずに唐突に食べたくなるのであります。

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元祖・旅人として寝ず酔い人気を誇る作家・DJのロバート・ハリスもこの店の常連です
ロバートさんは子供時代から今に至るまで六角橋在住で、商店街主催の「オールナイト・エロ短歌」なるかなりアレな企画に進行役として参加するなど、地元をかなり愛してしまっているご様子。


世界を50年間も放浪し続け学んだCOOLで自由な人生哲学

有名人のみならず、数多のカレー研究家を唸らせてきたのが、この「サリサリ」なのです。

看板に名前があるということは、ベッキーも食べたんでしょうかね?

味付けは塩とスパイスのみ!汁のないカレー!!

これがサリサリのカレーです。

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メニューはセット1種類のみ!
バリエーションはありません。
移転前はメニュー表さえありませんでした。
*いつの間にかヨーグルトが仲間入りしていました!

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セットには浅漬けみたいなサラダとチャイがつきます

このカレーですが、古美術商だった店主がパキスタンに出張した際、上流階級の人たちから教わった「おもてなし料理」なのだそうです。なんと3,000年前から伝わる伝統料理とのこと。

まず驚くのはカレーなのにルーがないことでしょう。
味付けは塩とスパイスのみ。
なんだか煮物のようです。

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具は鶏肉と野菜ですが、ちゃっかり骨も紛れ込んでいます。
毎回入っていますので、ダシを取るために煮込んでそのまま出しているのでしょう。

カレーにもかかわらず、辛くないのも特徴です。
唯一無二。
こんな料理を出している店はほかにありません。

うろ覚えですが、確か店主は「このカレー以外料理はつくれない」と言っていた気がします(記憶違いだったらご免なさい)。
店主は年配の方で、当初飲食業をやる気は全くなかったそうです。しかし紆余曲折を経て北海道でカレー屋を開業。その後店をたたんで車で関東にやって来たそうなのですが、ひょんなことからまたもやカレー屋を始めてしまったのだそうです。

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セットについてくるチャイは普通です。
この強烈なカレーに引かれ、何人かの若者が弟子入りしています。
「のれん分けした」という話は聞かないのですが、何人かは修行を終えている様子なので、「神奈川のご当地カレー」として深く静かに浸透していくのかも知れません。

最後に現在地に移転する前の写真もお見せしましょう。
数年前までは数百メートル離れたところで営業していたのですが、妖しさ百倍でした。

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サリサリカリー
横浜市神奈川区西神奈川3-9-2
営業時間 平日:11:30~14:00、17:00~21:00

    土・日:11:30~21:00(通し営業)
無休

salisali.web.fc2.com

 

サリサリ以上にカレーらしくないカレーを発見。その名も「丸祇羅」

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「サリサリ」はかれこれ10年くらい営業しているため、それなりに知名度があります(少なくとも横浜の中南部では)。

しかし最近、「サリサリ」以上にカレーらしくないカレーを出す店を発見してしまったのです。

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それが関内の「丸祇羅(まるまさら)」です。

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どうですか、このカレー?

「サリサリ」以上にカレーから離れている気がします。

ちなみに店内はこんな感じ。

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この店のことはBankARTというアート施設の企画展に置いてあったチラシで知りました。出展アーチストがこの店の関係者だったらしいのです。アーチストが絡んでいるだけあって、横浜では見かけないタイプのカレーと言って良いでしょう。

夜はバーとして営業しているようです(食べログで確認したら、昼の情報しか出ていませんでした。変更があったのかも知れません)。

横浜にお出での際に、立ち寄り先の1つとしてみてはいかがでしょうか?

丸祇羅
横浜市中区常磐町2-10伸光ビル1F
営業時間 平日: AM11:30〜13:30ラストオーダー
             土・日:定休
https://www.yooying.com/marumasala

 
今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!