メケメケ

メケメケ

町工場や倉庫がひしめく運河のほとりから、セカイに向けて書き綴るブログ。

のと暮らし……自転車天国の七尾湾一周ツーリング

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ども。檀原(@yanvalou)です。

じつは今回の居住での楽しみの一つは、サイクリング。愛用の折りたたみ自転車を持参してきました。
能登半島一帯は「いしかわ里山里海サイクリングロード」というコースがあり、全部で7つのルートが設定されています。

www.pref.ishikawa.jp


このうちのひとつ、「七尾湾ルート」は首都圏の自転車イベントでブースを目にしたことがあり、前々から知っていました。距離が手頃ということもあり、さっそく到着2日目にこぎ出してみました。

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会社から借りた軽のワンボックスに、輪行してきたミニベロを積み込み

七尾市志賀町のお隣。
車の後部に愛車を積見込み、通行量もまばらな道を20キロも走れば七尾です。サイクリングコースは七尾の中心地から和倉温泉を経由。能登島を通って七尾湾を一周するコースとなっています。今回は市街地を端折り、和倉温泉から出発して湾岸を一周しました。

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赤の点線が推奨コースですが、能登島の突き当たりまで走って大回りしました
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七尾湾一風コース上には二つの橋が。ますは能登島大橋

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自然を肌で感じます♫

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海に面した水田。さすが「里山里海」がキャッチフレーズの能登半島

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観光ポスターみたい

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石を手摘みした桟橋。観光資源でも何でもないのに、野趣にあふれて素敵。

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高台にて。黒瓦から海が除きます

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由緒正しい日本の田舎。外国人ウケしそうなのに……!

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ふるさとってこういう感じなんでしょうか?

適度なアップダウンと美しい眺め。海が瑠璃色で、関東ではお目に掛からない鮮やかさで迫ってきます。あちらこちらで目にする集落は、能登半島独特の黒瓦。これも風雅です。

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途中、「ひょっこり温泉 島の湯」というところで寄り道して「のとじまバーガー」を体験。珍しい「ふぐバーガー」を賞味しました。バンズが黒くてエグ味を感じさせますが、お味はあっさりして美味でした。

user.notojima.jp

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イルカウォッチングの小型船が。釣り舟も出ているようです。

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島の時間に身をゆだねると、農家のおじさんも神々しく見えてきます

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「のとじまブルー」がうつくしい湖。

5月というのに、かるい初夏の日差し。しかし島を吹き抜ける微風が肌に心地よく、紫外線も苦になりません。のどかな風光が目を楽しませてくれます。

途中、反対回りで攻める折りたたみ自転車のグループに遭遇。すれ違いざまの挨拶も、ツーリングの醍醐味です。

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自転車のための休憩ポイント(スタンプラリーチェックポイント兼用)があちこちに。

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二つ目の橋、ツインブリッジが見えて来ました

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ツインブリッジからの眺め。うつくしい!

サイクルマップを見ずにグーグルマップを眺めながら走ったお陰で島の東側をショートカットしてしまいましたが(苦笑)、46.83キロを走破。汗を流すため、和倉温泉の総湯で一息つきました。

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和倉温泉の湯元の広場。開湯伝説にちなんだシラサギのブロンズ像

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源泉に生たまごを入れれば、ほんのり塩味の薫る温泉たまごが作れます

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1641年開業の総湯。温泉マニアの生地の一つだそうです。440円で温泉に浸かれます

七尾湾サイクリングは難易度も高くなく、最高のコースです。
走行距離は50キロ弱程度とお手軽でした。

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www.pref.ishikawa.jp

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今回の旅の相棒。ダホンMu P8。2010年モデル(だったはず)をフルカスタムしています

のと暮らし……土いじりの効能

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ども。檀原(@yanvalou)です。

前回かぼちゃ畑についてお話しました。じつはかぼちゃ畑に隣接して、柿の畑が広がっています。正確には果樹園なのですが、会社の人たちは「畑」ということが多いようです。トップ画像を見ていただければ、ご納得いただけるでしょう。確かに畑です。

f:id:yanvalou:20190629102736j:plain柿の花、見たことなりますか?

いまの時期は、薄黄色い柿の花が綺麗にほころんでいます。これがいずれ実になる訳ですね。

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菜夢来さんでは養蜂業者にお願いして、ミツバチの巣箱を柿の畑に置いています。都会ではミツバチの絶滅が問題視されていますが、地方の農場でも自然の摂理に任せた受粉は風前の灯火のようです。気になって調べてみたのですが、いまはどこの果樹園でもミツバチを放園しているのですね。

▼菜夢来さんと付き合いのある養蜂業者さんは、アピモンドさんと言います。▼

www.apimondo.com

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巣箱の天井裏に無駄巣(巣枠の外に作られた巣)がみえます。無駄巣は除去します

それにしてもミツバチの巣箱というのは、不思議です。すごい勢いで蜜が溜まっていくらしく、定期的に回収しないと溢れてしまうそうです。

ところで意外に感じるかも知れませんが、農業は刺激になる仕事です。刺激というと、都会の特権のようなイメージがあるかもしれません。しかしそうでもありません。「土をいじる」という部分に意味があります。つぎの記事を御覧下さい。

wired.jp

コロラド大学ボルダー校の統合生理学教授クリストファー・ラウリー博士は、土壌に棲息する数百万もの「健康的な微生物」に触れる生活と、メンタルヘルスの関連性を裏付ける数々の研究を発表しているそうです。

泥やホコリにまみれる環境にある農村の子どもたちや、ペットとともに育った子どもたちは、ペットのいない都市部の住人よりも強い免疫システムをもっており、精神疾患のリスクが低い傾向があるのだ。もしかすると、自然が提供する微生物叢から断絶された生活を送る人々が、長いあいだ心身の健康を維持するのは難しいのかもしれない。

とのことで、農業に限らず、林業や漁業など「生の自然」に触れる1次産業の環境は、想像以上に心地よいものです。もちろんブルーワークなので、工事現場や倉庫内作業、工場勤務などと共通する部分もなくはありません。しかしあの独特の解放感は、やってみなければ分からないと思います。おそらく規模も関係しており、ベランダ菜園では実感するのはむずかしいでしょう。

とは言え、困ったこともありました
ひとつは腰の痛み。もうひとつはくしゃみです。

柿の花粉なのでしょうか? 1週間経った頃から鼻水が止まらなくなりました。横浜に戻ったらぴたっと収まったので、まちがいなく畑が原因のはずです。こういうことは実際に体験しないと分からないことですよね。 


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のと暮らし……カボチャの整枝作業

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ども。檀原(@yanvalou)です。

今回の企画ですが、大和ハウスとランサーズのほかに、志賀町の地元企業である「合同会社菜夢来」さんにもご協力いただきました。この3社のタイアップで行われたのが、「お試しデュアルワーク」で、僕は2週間参加しました。

ところで「デュアルワーク」とはなんぞや、と思われた方と多いと思います。
これはdual(二つの、二重)とwork(働く)を足した造語で、二つの地域や二つの企業、二つの職種で仕事をするという新しい働き方を意味します。IターンやUターンなどの地方移住と平行して、都会と地方間の2拠点居住、3拠点居住も注目されています。それをお試しでやってみませんか、という企画です。

ダイワハウスが絡んでいるのは、かれこれ30年ほど前から、定住型のリゾート地の開発を手がけているからです。その名も「能登志賀の郷リゾート」。
リゾート地と言っても、現在は分譲地のうち半分程度は地元の方が購入しているそうで、リゾート地というより「田舎のなかの高級住宅地」という感じになっているようです。

www.daiwahouse.co.jp

初日はダイワハウスの社員の方に、「能登志賀の郷リゾート」を含めた志賀町の中心部を案内していただいた後、打ち合わせも兼ねて、志賀の郷リゾートの人気レストラン「クルーズ(CRUISE)」でランチを取りました。

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pension-cruise.com

 

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カントリー調の小物とアンティーク家具の調和が美しい店内は、絵に描いたようなリゾートコテージ。高原という立地も相まって、日常のせわしなさから心が解き放たれます。思わず、写真を撮りまくってしまいました。

今週のおまかせごはんの「ふわとろオムライス」を頂きましたが、サラダやスープ、ドリンクまでついて千円。お陰様でゆったり食事を楽しむことが出来ました。
吹き抜けを見上げると、2階はペンション。いつか泊まってみたいものです。

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「菜夢来」の石村社長


その後、仕事や宿泊でお世話になる「菜夢来」の石村高志社長と面談。
石村社長は志賀町の名産品である干し柿の一種「ころ柿」を、新製法でつくっています。
試食させていただきましたが、従来の干し柿と異なり、黒ずんでいません。上品な甘さが口の中に広がります。
この甘み、冷凍ミカンが甘いのと同じ理屈で一旦冷凍しているからだそうです。

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独自の製法でつくった「ころ柿」。6月より新宿伊勢丹で取り扱いが始まりました

このほかにもパンの製造も行っているのですが、素材となる柿やパンのあんは自社の畑で採れたものです。つまり文字通りの自家製。いまのこの時期は定植した野菜の整枝をしたり、雑草を取ったり、あるいは新たな植え付けのために苗を育てたりしています。

志賀町滞在中は、石村社長のお世話で菜夢来さんの寮をお借りしていました。寮から会社までは4.4キロ(車で7分)。畑は何カ所かに分散していますが、おおよそ7.3キロ前後(同じく15分程度)。わずか10分、15分で通勤出来てしまうという事実に感激します。通勤経路は緑が多く、時間の流れが緩やかになったかのよう。会社は工業団地のなかにあるため、時間帯によっては混み合います。と言っても交通の絶対量の少ない田舎町のこと。深刻なものではなく、むしろ活気を感じさせるような、ポジティブな感じさえしてくるのが不思議です。

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これはサツマイモの畑です

畑仕事の中心となったのはカボチャの整枝でした。大分大きくなっており、ピンポン球くらいの実を付けている個体が結構あります。しかしその多くは根本付近になってしまっています。これでは大きく実ってくれないそうで、枝の先の方に実を付けさせるため、容赦なく実を切り落とします。

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整枝したカボチャ

栄養分を集中させるため、枝も取捨選択します。基本は3本残し。文字通り枝分かれしている枝を3本だけ残して、あとはバッサリいきます。この時期のカボチャはぐんぐん成長するそうで、出荷は7月初旬だそうです。

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ビニールハウスで育てているサツマイモの苗床を刈り取って、作付け用しやすいように縛ってまとめておく、という作業もしました。サツマイモの苗は「道の駅」でも売られており、栽培している農家さんが多いようです。

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畑のそばに「ころ柿」の検査場がありました

のと暮らし……「棚田」の米は「信じられないくらい」ふっくらして

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ども。檀原(@yanvalou)です。

志賀町はほんとうに静かなところです。
嘘みたいな話ですが、午前中は庭先でウグイスが鳴いています。
その声に誘われるように、今日はお出かけしてきました。

今回の行く先は、志賀町の有名観光スポット「厳門洞窟」とその先にある輪島市の白米千枚田です。

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厳門洞窟は天然のトンネルで、頼朝に追われた義経が船を隠した場所だと言い伝えられています。パワースポットだという噂もあるようですが、どうでしょうか。松本清張の小説の舞台にもなっているそうですよ。

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僕はもっぱら食い気に走り、サザエの壺焼きや海鮮丼を賞味しました。
絶景を見ながらの海の幸は格別です!

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本来ならここで猪ノ鼻岬も見ておくべきなのでしょう。
しかし下調べをしていなかったため、ここを飛ばして北上。「世界一長いベンチ」へ向かいます。

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これが世界一長いベンチです。
もっと長いベンチが出来てしまったので、正確には「元・世界位置長いベンチ」なのですが、いまも人気スポットであることに変わりありません。
たくさんの観光客が写真を撮っています。
そのなかに一風変わった人たちがいました。

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なんでも「ここからパラグライダーできないか」と挑みに来たそうなのです。
海からの風はありそうですが、もちろんメジャーなパラグライダースポットではありません。高台というほどの高台でもない。

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ベンチから海辺までの高さはこの程度
果たして成功したのでしょうか? 結果を確認できなかったのが心残りです。

 

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さらに北上しトトロ岩を経て、千枚田へ。

 

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有名な場所なので、誰しも1度は写真を見たことがあるのでは。
現地で実際に目にすると、思ったほど広い田畑ではありません。しかし日本海と相対するように開けた眺望はなかなかどうして、一見の価値ありだと思いました。
その証拠に有名人の名前入りの表柱が目につきます。この方たちは年会費を納めている田んぼのオーナーさんたちだそうです。
そう言えば小泉さんは首相時代、この棚田を見て「絶景だよ、絶景」と感嘆したのだそうですよ。

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だからなのでしょう。
小泉さんはこの棚田のオーナーなのでした(トップ画像参照)
小泉さん以外にも、著名人の名前が入った立て札を何本も見かけました。

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この棚田の駐車場には売店と食堂があり、ここで収穫したお米で握ったおにぎりを試食することが出来ます。
せっかくなので、おそばとセットで頂きました!

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ひとくち頬張ってびっくり。
信じられないほどふっくらしています。
こんなおにぎりは食べたことがありません。
特に変わった炊き方はしていないそうなのですが、景色以上にこの「ふっくら」が旅の強烈な印象として焼き付きました。

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のと暮らし……目覚めは防災行政無線チャイムで

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ども。檀原(@yanvalou)です。

志賀町では、干し柿の一種である「ころ柿」や菓子パンをつくっている合同会社菜夢来さんの寮にすまわせてもらいました。
2週間滞在のうち半分の7日間を菜夢来さんで仕事させて頂き、残り半分を観光などに使いました。

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ふるさと納税のアピールも「ころ柿」

ころ柿の製造は11月からがシーズンです。いまの時期(5月末から6月にかけて)の作業は畑仕事。菜夢来さんは製パン業も営んでいるのですが、パンの具となるサツマイモやカボチャの世話をするのです。

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ころ柿をアピールする標識

作業は8時からなので、7時前に起きなければなりません。おあつらえ向きと言いましょうか、毎朝7時になると防災行政無線チャイムから時報が鳴り響きます。現在借り暮らししている建物は、ちょうど無線チャイムのスピーカーの近く。なかば目覚まし時計のような存在です。

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この時報は、7時、10時、12時、15時、17時に鳴っているようですが、時刻を告げるだけではありません。

先日の日曜日、とっぷり日の暮れた19時半ごろ「社会福祉協議会からのお知らせ」と題して「明日の月曜日、日常生活の困りごとをご相談下さい。司法書士も相談に乗ります」というアナウンスが。小さな町ではよくあることですが、役所と住民の距離がとても近いのです。

都会でも、広報誌などでこの手のお知らせが発信されているのかも知れません。しかし無味乾燥とした活字の行列と、街角でアナウンスが流れるのとでは、親しみが違うと思うのです。

メディアとの距離も近く、5月25日(土)づけの「北國新聞」朝刊25面に今回の滞在のことが掲載されました。

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能登半島で借り暮らしを始めました

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ども。檀原(@yanvalou)です。

5日前から石川県の志賀町(しかまち)というところにいます。

大和ハウスクラウドソーシングのランサーズの共同企画で、2拠点居住のお試し体験者を募っており、応募したところ体験者第1号に選ばれました。
2週間の予定でこちらにおります。

志賀町の第一印象は、空気がうまい。
比喩ではなく、緑の淡いを含んでいて、本当に空気が違います。都会とは成分が違うのでしょうか。マイナスイオンを計測したいところです。

初日と2日目は能登観光で潰れ、3日目からは干し柿の果樹園や菓子パンのあんこにする芋畑で農作業です。

トップ画像は、いま住まわせてもらってる家。戸建てですが、6、7人住めそうなくらい広いところを一人で借りています。

周辺は静かで、朝普通にウグイスが鳴いているような、のどかな里です。

連日お疲れちゃんなので、とりあえず書くだけ書いて横浜に戻ってから追記しようと思います。

【投げ銭】11月発売予定の本の前売り予約をしてくれませんか? #polka

ども。檀原(@yanvalou)です。

本日はお願いのポストです。

11月に筑摩書房から文庫本が出ます

タイトルは『白い孤影 誰も語らなかったヨコハマメリー(仮題)』です。

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ようやく中堅の出版社から本がでます……!
わくわくしています!

このテーマで取材を始めたのは20年近く前。まだプロになる前のことです。
企画の売り込みを始めたのは一昨年。
筑摩に話が通ったのが昨年1月でした。

去年の11月後半に書き始め、初稿を書き終えたのが今年の1月初旬。
そこから試行錯誤しつつ断続的に修正を繰り返し、先週の日曜日(9月2日)の夜、ようやく五稿を郵送しました。
(メールではなく郵送したのは、ゲラに赤入れしているからです。原稿用紙にペンで書いているからではありません。念のため)

ただ昨年の11月からかなりの時間をこの仕事に取られてしまっており、金銭的にカツカツです。
にもかかわらず、ギャラが入ってくるのは来年3月頃
瀕死の状態です。
ワーキングプア」とはこういうことを言うのでしょうか。

ただでさえカツカツなのにも関わらず、仮想通貨の電子書籍を代筆する仕事が入ってしまいまして、これまたすぐにお金が入りません。

そこで今回のお願いです。

11月に発売の本を、前払いで購入していただけませんか?

編集さんから予価800円だと聞いています。
送料をいただくのは恐縮ですが、1000円出していただいたら、出版と同時にご郵送いたします。

支援をお願いするページを polca につくりました。

polca.jp

polcaの使い方はこちら
 ▼
polcaの使い方を初心者にもわかりやすく、ヘビーユーザーが解説する - HIMAZINE

 

僕の作業はほとんど完了しており、残っている作業は

(編集者)六校の出力
 ▼
・(校正家)原稿の校正作業
・(編集者)巻末解説を某作家さんに依頼
・(編集者)装丁を依頼
 ▼
(僕)校正紙に対応
 ▼
・(編集者)戻ってきた校正紙を反映させて校了
・(編集者)お金のこととか、紙や印刷のこととか、いろいろ対応
 ▼
 完成

という感じです。

ここまで来たら、スケジュールが大幅に狂うことはまずないでしょう。
「出る出る詐欺」にはなりませんので、そこは信頼して下さって結構です。

 

日本でアドバンスは可能か?

本を出すとき、海外では仮払金を出してもらえるという話です。
つまり原稿を書いている間の生活費の面倒を出版社に見てもらえるのです。
それはそうです。
ブックライター(ゴーストライター)が実用書を書くのと違って、とにかく手間と時間がかかるんですよ。
にもかかわらず、その間の収入はゼロみたいなもんです。
生活の保障がないと、安心して執筆に集中できません。

しかし日本には仮払い制度はありません。
そこで「フレンドファンディング」と銘打ったマイクロ・クラウドファンディングのpolca で支援して頂き、リターンとして出版と同時にサイン入りで本をお渡ししよう、と思いました。

これはお願いであるのと同時に、実験です。

海外で当たり前のように行われているアドバンス・ペイメント(略して「アドバンス」)。
これに少しでも近いことを実現できないか、という試みです。

読者/支援者からみると、本を前払いで著者から直接購入するような形です。

  • 一口 500円
  • 二口以上ご支援いただくと、一冊お送りいただく形になります

(一口の場合は、お礼のメッセージとイベントのご案内のみとなります)

 

なおpolcaには支援者と連絡を取る機能がありません。
拙著の送り先は、メールまたはTwitterのダイレクトメッセージでご連絡下さい。

メール:yanvalou.deetee[a]gmail.com
Twitter@yanvalou

 

昨夜このプロジェクトをはじめまして、現在までに2名の方が支援を申し出てくれています。
「誰も支援してくれないのではないか……」
ひじょうに不安でしたので、勇気づけられました。
(2名のうち、1人の方は「カードがJCBなので振り込みます」ということでpolca上には表示されていません)

プロジェクトの終了は29日後です。

これは参考情報となりますが、
この本の元となった本を10年近く前に出しています。
内容や読者からの感想についてはAmazonのレビューをご覧下さい。
(下の書影は電書版ですが、レビューは書籍版と共通です)

以上、よろしくお願いいたします!