メケメケ

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町工場や倉庫がひしめく運河のほとりから、セカイに向けて書き綴るブログ。

緑に呑まれた台湾の「女子旅の聖地」の現状

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ども。檀原(@yanvalou)です。

前回は髙雄の左営区にある「自助新村」の野犬について書きました。

www.yanvalou.yokohama
今回は「自助新村」の現状について、簡単に触れておこうと思います。

台湾には国民党軍の軍人村である「眷村(けんそん)」が、いくつもあります。
ちょうど建物が寿命を迎えつつあるようで、あちこちで取り壊しや再開発、あるいはリノベして古民家カフェや雑貨屋、資料館などにする動きが見られます。

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典型的な眷村の住居。自助新村にて撮影

取り壊し寸前の眷村の内、彩虹眷村台中市 下の画像)などいくつかの村は、建物極彩色に塗られた建物が人気の観光地になっています。
日本では「女子旅の聖地」などとも呼ばれているようですが、地元台湾の大学生に訊いたところ、少なくとも若い台湾人男性の間では取り立てて人気があるわけではなさそうです。

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photo: TripAdvisor より 撮影:Sandy C

髙雄の「自助新村」もそうした観光地でした。
ここは二人の女子大生が自発的に絵を描き始めたのがきっかけで、有名になりました。
こちらの女性は、その女子大生の片割れのお母さんだそうです。

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なんとなく話しかけたところ、「日本人? 入って、入って」と言われ、家の中を撮影させて頂きました。
ちなみに台湾では日本よりずっと英語が通じるものの、通じない人も多く、このときはほぼ「僕は日本語、相手は中国語」という異なる言語でコミュニケーションを取っていました。
にもかかわらず、なぜか話が通じるから不思議です。

正確には若干の英語と筆談による補足説明を交えてはいます。
しかしほとんど日本語と中国語で会話していました。

これが家の中の様子です。

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自助新村は2014年か15年頃から解体工事が始まり、ほとんどのお宅は取り壊されてしまいました。いまでもガンコに居座っている家は数える程。敷地のほとんどが緑に呑まれ、野原になっています。
かつてのアート村は残り香だけが漂っていました。

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周囲がフェンスで囲まれているため部外者は出入り出来ません
(とは言え、なかに住んでいる人もいるので、なんとでもなりますけど)

ちなみに村の中は、こちらの男性に案内してもらいました。
なぜか野犬に大人気のこの叔父さん。
中国語がまったく出来ない僕に、とても親切にしてくれました。
日本に来てくれた外国人にも親切にしたいものですね。

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今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!