ども。檀原(@yanvalou)です。
「のと暮らし」シリーズの最終回です。
志賀町の滞在中、就寝前に玄関前のステップに腰を下ろして夜空を見上げるのが習慣でした。単純に「空気が綺麗だから、星もよく見えるんだろうな」と思って始めたことです。夜の志賀町は、それこそ墨を流したように真っ暗です。外に出たら最後、自分の足さえ見えません。しかし上を見上げると、無数の星々が瞬いていることに気付くのです。
遠方から、飽くことを知らぬカエルの合唱が聞こえてきます。田圃のただ中にいる訳ではないのに不思議ですが、どこかに田圃があったのでしょうか? かなり距離があるらしく、ソフトな音量でした。
志賀町・米町地区。夜は一面の漆黒
周囲には動くものの気配はありません。
ときどき思い出したように、車の通り過ぎる音がします。しかし視野には入ってきません。
静寂と平安。すっかり満ち足りています。
蛙の声を聞きながら缶ビールを啜り、ぼうっと考え事をします。明日も早い。もう寝ましょう。
それはそうと帰浜したら、町が明るくて仕方ない。
— 檀原照和@ライター (@yanvalou) June 7, 2019
一昨日まで、一歩家から出ると自分の手足も見えないほどの闇夜だった。空には満天の星。遠方からしじまを揺らすカエルの合唱。