メケメケ

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町工場や倉庫がひしめく運河のほとりから、セカイに向けて書き綴るブログ。

台湾先住民のポップソングにアジアの奥深さを見た

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ども。檀原(@yanvalou)です。

この連休中、東京の上野公園で「TAIWAN PLUS 2018」という野外イベントが催されました。
「今度台湾に行くときに、取材のヒントになるものが見つかるかも」と思い、さくっと行ってきました。

 

大行列でフードもドリンクも諦めました

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会場は「上野国立博物館」の正面にひろがる噴水広場。
たくさんのテントやキッチンカーが出展して賑わっていました。
台湾名物のタピオカドリンクでも飲もうと思っていたのですが、あり得ないほどの行列!
いまどきあれだけ並ぶのは、超人気のラーメン店くらいなものです。

ざっと見た感じでは、一番並んでいたのは「THE ALLEY(ジ・アレイ)」。
恵比寿や表参道を初め、都内各地に出展している人気ドリンクチェーン店です。
たまに恵比寿店に行きますが、いつもごった返してますもんね。
並ぶのも分かります。

www.the-alley.jp

フード系も列が途切れる様子がなく、飲食は諦めました。

テントもざっと見たのですが、布系のテナントさんは良い感じでしたね。
台北のおしゃれ書店「誠品書店」の系列である「誠品生活店」や台南の「林百貨店」に出店している、という帆布屋さんがとくに良かったです。

ちょっとこんなゲームにも参加したりして。

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ひもを通した金属の輪っかで瓶を立てるだけ、というシンプルな遊びなのですが、難しかったです。


すごい歌手のステージを見てしまった

そんなこんなでさっと見て帰ろう、と思い始めた矢先、駅舎をイメージしたステージでライブが始まりました。
本日は歌手の阿爆(アバオ)が歌ってくれます。

韓国のポップカルチャーを「韓流」というのに対して、香港、台湾、中国など中国語圏のそれは「華流(ホアリュウ、ファーリュー)」というそうです。
しかし、個人的に中国語圏の歌謡曲ってなんか興味持てないんですよ。
映画は好きなんですが、歌はどうも。
メロウなスローナンバーのイメージが強すぎます。
カラオケで歌ったら気持ちいいんでしょうけど、聴いていてもあんまり楽しくありません。

ところが阿爆です。

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iPhoneでズーム効かせて撮ったので画質が悪いです

彼女の歌はひじょうによかったです。
まずはこのPVを見て下さい。

 この歌は上野でも歌ってくれました。
これは中国語ではありませんよね?

彼女は先住民のパイワン族なのだそうですが、おそらくパイワン語なのでしょう。

先住民の音楽というと素朴で伝統を忠実に継承したイメージがありますが、彼女の歌は私たちと同時代の音楽です。
先住民だからといって、ことさら特殊性をアピールすることもありません。
なにより圧倒的なパワー!
洋楽のアーチストと変わらぬ水準でした。
東アジアにも、こんな歌手がいたんですね。
びっくりです。

 

2003年に「阿爆&Brandy」というグループでメジャーデビューし、台湾の音楽アワード『金曲賞』のベストデュエット賞を受賞。
長期間の活動休止を挟んで祖母・実母と共演した『vavayan・女人』で2017年『金曲賞』のベスト原住民語アルバム賞を受賞。

現在、阿爆の歌は、Amazonのデジタルミュージックから入手することが出来ます。

 

なつかしいヒット曲を思い出しました

個人的にツボだったのは、25年前の洋楽ヒットナンバー"return to innocence"(エニグマ)でサンプリングされていたアミ族頭目「郭英男(かく ひでお)」の歌う「酒飲む老人の歌」という古謡を彷彿とさせるコーラスでライブが始まったことですね。


Enigma - Return To Innocence

もしかしたら台湾先住民の音楽は、あの手のアカペラが中心なのでしょうか。
若手先住民で、郭英男っぽい歌声を聞かせてくれる女性の動画を見つけました。

www.youtube.com

どうですか?
いいですよね?

これもすてき。

www.youtube.com

いわゆる華流とはちがうと思うんですが、どうでしょうか?
詳しい方、教えて下さい。

 

ところで会場にはピストで駆けつけました

ところで今回のイベントには、横浜の自宅からピストに乗っていきました。
距離にして約42キロ。
所要時間は2時間弱(途中で一時停止したのを忘れて5キロくらい走ってしまったため、正確なタイムは不明)
平均時速は22.3キロでした。

Google Analyticsによると、このブログを見てくれる方はランニングとかサイクリングなどといった「単独でやるスポーツ」の愛好家が多いとのこと。
であれば、「ピストの話を書いても大丈夫かな」と思い、テスト的に書いてみました。

多いときには1日で100キロ走ってます。

今後は、もしかしたらたまに自転車の話も書くかも知れません。

今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!