メケメケ

メケメケ

町工場や倉庫がひしめく運河のほとりから、セカイに向けて書き綴るブログ。

台北郊外の住宅地でコブラに遭遇! 「トレジャーヒル」宿泊記-2

f:id:yanvalou:20180604231017j:plain
ども。檀原(@yanvalou)です。

前回話し始めた「トレジャーヒル」宿泊記のつづきです。

トレジャーヒルへのアクセス

寶藏巖國際藝術村Treasure Hill Artist Village
住所:台北市汀州路三段230町目14弄2号
アクセス: MRT「公館」駅1番出口から歩いて約13分

最寄り駅は地下鉄(MRT)「松山新店線」(路線図では緑色で書かれる)の「公館」駅です。
日本の「東京駅(もしくは大手町駅)」に該当する「台北車站」から7駅ですから、15分程度でしょうか。

「公館」駅は台湾のエリート大学「国立台湾大学」の最寄り駅でもあります。同校は日本統治時代の1928年に設立された台湾でもっとも古い大学の一つ。散歩がてら校内を歩いてみましたが、東大よりも格好いいですね。
なにより正門から続くヤシの木のメインストリートに圧倒されます。
なんとこのキャンパス、東京ドーム4個半分の広さを誇るのだとか!

f:id:yanvalou:20180604232659j:plain

taiwan-blog.com

しかし今回はこの大学の話ではありません。
大学とはほぼ反対の方角に向かって進みます。
駅付近は結構賑やかで、繁華街という程ではないものの、たくさんの飲食店が軒を連ねます。
その人混みを縫うようにして南東に進みます。
10分くらい歩くと、グラフィカルな壁画が見えて来ました。

f:id:yanvalou:20180604212223j:plain

f:id:yanvalou:20180604212327j:plain

壁画を見ながら進んでいくと、いつのまにか前方にカラフルな寺院がそびえています。
「宝蔵巌」の地名の由来となったお寺です。
現在では人気も絶え、関係者と思しき人をたまに見かけるくらい。
ゴージャスな色彩とは裏腹な、さみしい場所です。

f:id:yanvalou:20180604221556j:plain

f:id:yanvalou:20180604221728j:plain
お寺に日本の痕跡が。「昭和十四年二月建之」の文字。

トレジャーヒルの宿泊施設

その奥にあるのがトレジャーヒル・アーチスト・ビレッジ(Treasure Hill Artist Village: THAV)。
入口付近は家庭菜園になっています。
むかしはここにも違法建築がひしめいていたのですが、解体後の跡地が畑になったのです。

f:id:yanvalou:20180604221842j:plain

f:id:yanvalou:20180604211238j:plain
アーチストビレッジの受付。

f:id:yanvalou:20180604211409j:plain
宿泊施設の外観。

さっそく見ていきましょう。
僕が泊まったのは101号室でした。

f:id:yanvalou:20180604211245j:plain

広さは6畳間くらいですが、変形しており真四角ではありません。
見ての通りコンクリート打ちっ放しで真新しい建物です。
トイレとシャワーは共同でした。
このときはほかに女性が2名くらい泊まっていた模様。

トレジャーヒルの目の前には大きな川(新店渓)が流れており、夜になると真っ暗です。
ひじょうに静かなので、俗世間から切り離されたような気分になります。
眺望もすてきで、朝起きて川を眺めると力が湧いてきます。
創作のためにお籠もりするには、絶好の場所と言えるでしょう。

f:id:yanvalou:20180604234446j:plain

しかしライターが作業するには、ちょっと厳しいかも知れません。
机が小さすぎるし、今ひとつくつろげません。
仕事するならカフェでノマドか、別に一部屋借りるか。
ここをベースにしながら、台北でネタ探しや取材活動するのはありだと思いました。

ただし夜の街の取材には向いていません。
というのは、ここには門限があるからで、たしか22時だったかな。
それ以降はゲートが閉まって入れなくなります。

f:id:yanvalou:20180604212611j:plain

共有スペースです。
中国語や英語の本が揃っています。
ここで英語で書かれた台湾ガイドブックに目を通したのですが、日本語圏では紹介されていない面白い場所が散見されました。ここに出ていた場所にも、今後行ってみようと思っています。
(僕は旅行するとき、事前のリサーチで英語圏の情報も参考にしています)

日本の「アートをつかった町づくり」の現場同様、ここを気に入った個人がショップやカフェを開いています。
世界から取り残されたかのようなこの町には、独特のメランコリーがあります。
(こんなに写真を載せるつもりはなかったのですが、絵になる場所が多すぎて止まらなくなりました)

f:id:yanvalou:20180530172450j:plain

f:id:yanvalou:20180604212725j:plain

f:id:yanvalou:20180604214655j:plain

f:id:yanvalou:20180604214825j:plain

f:id:yanvalou:20180604223133j:plain

f:id:yanvalou:20180604215851j:plain

f:id:yanvalou:20180604211837j:plain
レジデンスアーチストのインスタレーション。日本人作家の作品もありました。

台湾にもコブラがいたなんて!

さて。

トレジャーヒルで驚いたのは、道端でコブラを見かけたこと!
地元住民が地面の一点を見ながら集まっていたので「なにごとか」とそばに寄ったところ、コブラがいたのです。

じつは日本統治時代の記録にコブラに言及したものがあります。
沖縄でいうハブみたいなもんでしょうか。

コブラはおとなしく排水溝のなかに潜っていきました。

f:id:yanvalou:20180604215247j:plain

ここにいると日本の影を感じる

日本と台湾の歴史が交錯するこの土地にいると、不思議な感慨に襲われます。
それは日本がアジア近隣諸国とつながっているという実感です。
沖縄にいると本土とはちがう沖縄独自の歴史を感じますが、それとよく似た感覚といいましょうか。
台湾にいると、沖縄か小笠原諸島にいるときのような、日本の本土との関係性をそこかしこで感じるんですよね。
これは欧米諸国では経験出来ない世界です。

f:id:yanvalou:20180604220845j:plain

f:id:yanvalou:20180604223003j:plain

f:id:yanvalou:20180604225436j:plain

f:id:yanvalou:20180604225519j:plain

f:id:yanvalou:20180604235010j:plain

f:id:yanvalou:20180604225151j:plain

f:id:yanvalou:20180604215005j:plain

ところでトレジャーヒル、ちょうどいま、6月8日〆切で滞在アーチストを公募していますね。
ご興味をお持ちの方は挑戦してみてはいかがでしょうか?

AIR Taipei 台北国際芸術村2019 レジデンス公募(台北/台湾) : 東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)

*THAV が主催する本来のレジデンス期間は8〜12週間(最短4週間)です。

今回の記事は以上です。
またのお越しをお待ちしております。