メケメケ

メケメケ

町工場や倉庫がひしめく運河のほとりから、セカイに向けて書き綴るブログ。

地中海地方を彷彿とさせるベンガラ色の街並みを訪ねて

f:id:yanvalou:20170905121602j:plain

ども。檀原(@yanvalou)です。

岡山の山間にある村に取材に行きました。
通常であれば事前にアポ取りしていくのですが、このときの取材は実話系の仕事で10年前に一度電話口で断られています。
今回は予告なしで直接伺いました。
日曜日だったのですが、ご主人は外出中。
時間を置いて二日間にわたり、計6回ほど電話したのですが、連絡が取れず。
そこでご主人が帰宅しそうな時間を狙って、再度アタック。10年越しの念願が叶って見事、話が出来ました。

人から聞いた情報、電話での印象から田舎くさい人物を想像していたのですが、ご夫婦とも美男美女で都会の文化人みたいだったのでびっくり。
西日本の田舎は結構洗練されており、関東から行くと驚くことがあります。このときもそうでした。
ご主人は60歳くらいでスキンヘッドだったのですが、かつての映画スター、ユル・ブリンナーの機嫌がいいときを彷彿とさせるかっこよさ。
実際会ってみないと分からないものです。
今回の取材は立ちはだかる壁の一つだったので、お礼を言って門を出たときは天にも昇るような高揚感に包まれました。取材の醍醐味という奴ですね。

そんな取材の待ち時間、ご主人が帰宅するまでの時間を使って、県の西南部にある高梁市の「吹屋ふるさと村」を訪ねました。

f:id:yanvalou:20170905121515j:plain

岡山で街並みが美しい場所と言ったら倉敷の美観地区の名前が挙がると思いますが、個人的には吹屋の方が圧倒的に印象深かったです。

ただし交通の便が悪い。高梁市内から車でかなり移動しなければなりません。ローカルバスでの移動は無理だと思います。
ふるさと村近くのパーキングで会話した熟年夫婦も「遠いですよね。わたしたちも“いつまで経っても着かないね”、と言ってたとこなんですよ」とぼやいていました。

しかし山深い辺鄙な場所にあるからこそ、この景観が守られたと言えるかもしれません。ほとんど隠れ里のようなロケーションですからね。

f:id:yanvalou:20170905121555j:plain

f:id:yanvalou:20170905121451j:plain

f:id:yanvalou:20170905121524j:plain

f:id:yanvalou:20170905121530j:plain

f:id:yanvalou:20170905121539j:plain

f:id:yanvalou:20170905121546j:plain


地中海地方の写真を見ると、同系色でまとめられた美しい街並みに心が震えることが少なくありませんが、「吹屋ふるさと村」を訪ねれば同じ体験が出来ますよ。

今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!