メケメケ

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町工場や倉庫がひしめく運河のほとりから、セカイに向けて書き綴るブログ。

第2回くるわ落語の会@吉原 終了

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『古能手佳史話(このてがしわ)』渓斎英泉 画

ども。檀原(@yanvalou)です。

昨日東京・吉原で第2回目となる「くるわ落語の会」を開催したので、そのご報告です。

……が、今回は手抜きさせて下さい!
各所から引用・転載します。

ちなみに前回の様子はこちら。

www.yanvalou.yokohama

今回は「くるわ話と怪談」というテーマで、古典落語の「反魂香(はんごんこう)」をフィーチャーしました。

あらすじ:隣の部屋から毎晩聞こえてくる叩く鉦(かね)の音がうるさいと、文句を言いに行った八五郎。部屋の主は坊主だが、島田重三郎(後述)が出家した姿だという。
 坊主は八五郎の目の前で、反魂香を焚いてみせる。すると煙の中から死んだはずの高尾太夫の姿が現れる。これを見た八五郎は、三年前に死んだ女房に会いたいと反魂香を欲しがる。

解説 :「反魂香」とは中国で言い伝えられるお香のこと。死人の魂を呼び戻して煙の中にその姿を見ることが出来る、とされます。
 仙台藩3代藩主・伊達綱宗は郭好きで知られており、吉原の遊廓・三浦屋の抱え遊女「2代目高尾」を身請けしたと言われます。ところが高尾は夫婦のちぎりを交わした男、島田重三郎に操を立てて心を許しませんでした。逆上した綱宗は高尾を裸にし、隅田川三ツ又の船中で吊し切りにして首をはねた、と言います。
「反魂香」はこの俗説を元にした上方落語「高尾」を江戸前にした作品です。幽霊は出てきますが純然たる怪談噺ではなく、むしろ滑稽噺と言えるような演目です。

ぎらぎらしたソープの町のイメージが強い吉原ですが、落語の帰りにふらりと立ち寄りたくなるようなスポットもあります。

なんと、おしゃれなお土産屋さんまでオープンしたんです!tomagazine.jp

今回のイベントを共催した遊郭専門書店・カストリ書房さんを忘れてはいけません。
お盆明けに少し離れた旧お歯黒どぶ沿いに移転するそうです。

そんなこんなで、第3回くるわ落語をやるときは、よろしくお願いいたします。


今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!